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第 8 話 『 悩みぶっ飛び! ひかりを結ぶみんなの絆 』 2005/03/27
脚本 羽原大介  演出 座古明史  作画 青山充  美術 杦浦正一郎
「メニュー増やしすぎたかな。会社勤めの頃はこんなに悩まなくて済んだのに」…タコヤキ屋台をオープンカフェスタイルの「TAKO CAFE」に改装し、新たなるスタートを切ったアカネ。しかし彼女には、新たな決意を鈍らせるような悩みががあった。商社時代の後輩・中尾が、かつて彼女が提出した企画が通ったからと、会社への復帰を連日頼みに来ていたのである…。それを知っていたひかりもまた、アカネが「TAKO CAFE」を辞めてしまうのではないか…と不安に悩まされていた。
ほのかから見たアカネは、頼まれたらイヤとは言えない性格らしい。「TAKO CAFE」自体もようやく軌道に乗り、アカネとしても自分の力量をどこまでも試したいようなのだが…。そんな中、ポルンもまたひかりとの関係に、納得しない想いを抱いていた。なぎさと一緒に暮らしていた時はよくイタズラを怒られたのに、ひかりは優しいだけで叱ってくれるこもないのである。つまり、本当に自分のことを大切に想っていてくれているのか不安になっていたのだ。しかしポルンの寂し気な表情に、ひかりは少しも気付いていない様子…。
「アカネさんのこと…私たちには何もできないことは判っているけど、せめてお話しだけは聞くことはできないかしら」…ほのかのその提案は、なぎさやひかりも同様だった。その一方で、ポルンの相談にも乗るなぎさとほのか。そこでほのかは、「大事なのは、お互いがお互いをどう想っているかってコトじゃないかな」と、ポルンにアドバイスする。 自分の道を選択することを迫られたアカネ、アカネを心配するあまりポルンが視野に入らないひかり、そしてひかりの優しさに不安を覚えるポルン…。希望溢れる新たな出発の季節には、不安と悩みもまた混在していたのだ…。
なぎさやほのかがアカネと話す来時には、既にアカネはどちらの道を選ぶか決断していた。そして中尾がやって来ると、その決意を胸を張って伝える。互いの道をがんばろう…と。そして「例え今はどんなに小さな夢でも、絶対に守り抜いて、いつかもっともっと大きく成長させて見せる」と決意表明した。一方、ポルンとひかりの関係にも微妙な変化が訪れていた。ようやくひかりがポルンの寂しい気持ちに気付き、その絆を深めていたのである。そしてザケンナーやウラガノスが出現すると、これまでのモヤモヤとした気持ちを吹き飛ばすように活躍したのだった…。
 
(C)ABC・東映アニメーション