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第 44 話 『 ひかりが消えた日 明日を探す日! 』 2006/01/08
脚本 清水東  演出 山吉康夫  作画 高橋任治  美術 行信三
なぎさたちも、もうすぐ中学卒業…。だがそれよりも気になるのは、最近のひかりの様子だった。闇の動きに対して、自分たちが感じているのとは違う『何か』に敏感になっているひかり…。それははっきりとした現象でも、姿を持っているものでもなく、「何か、とてつもないことが起こる」という漠然とした不安らしい。ひかりにしか感じることができないもので、ひかり自身も正体がわからず混乱しているようなのだ。助けてあげたくても、その感覚を共有できないなぎさとほのかでは、どうすることもできない。しかも、その『何か』は、すぐに現実のものとなってしまう…。
最初の『異変』は、光の園で起こった。闇の成長に神経を尖らせていた長老と番人が、頭を悩ませていた時である。「あの闇のパワーには、邪悪なもの…と言うよりは、ある種の透明感があった…」少年の発した闇の力が、これまでの闇の力とは異なっていたことに戸惑う二人。そして何気なく扉を開けた瞬間、そこに広がっていたのは、見慣れた光の園の景色ではなく、ビルや雑踏といった虹の園の景色だった…。絶対に交わるはずのない二つの世界が、空間のゆがみによって交差してしまった瞬間である。
それは、闇の勢力やなぎさたちも同様だった。ウラガノスが何気なく洋館の扉を開けると…そこにあったのは、光の園のおだやかな風景。なぎさとほのかも、TACO-CAFEのパラソルの中に、ドツクゾーンの映像が一瞬揺らいだのを目撃する!! 一瞬の出来事だとは言え、それらは恐るべき現象の前兆。光の園で起こったことと同じように、光と闇の『ひずみ』が、世界に大きな変化を与えようとしていたのである!! そんな中、今まで普通に話していたはずのひかりが、少し目を離した隙に姿を消してしまうという事件が発生する…!!
まるで煙のように消えてしまったひかり…。なぎさとほのかは、直後に現われたサーキュラス・ビブリス・ウラガノスを疑うが、それはサーキュラスたちも同様だった。何と、洋館の少年も、ひかりと同様に一瞬のうちに消えてしまっていたのである!! いったい、二人はどこへ行ってしまったのか…!? その頃、二人は異空間で立ち尽くしていた。それは、何もない異空間…。自分が何者なのか、これからどうなってしまうのか、不安に苛まれる少年。そしてひかりもまた、突如として起こったこの事態に、少なからず戸惑いを感じていたのだった…。
 
(C)ABC・東映アニメーション