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第 39 話 『 燃え尽きろ! 青春ラクロス決勝戦!! 』 2005/11/27
脚本 川崎良  演出 山田徹  作画 飯島秀一  美術 杦浦正一郎
ついにこの日がやって来た!! ラクロス決勝トーナメントの最終戦…優勝がかかっているばかりか、なぎさたち3年生のこれまでのラクロス人生の総決算とも言える大事な一戦である。相手はもちろん御高倶女子。相手にとって不足はナシ、宿命のライバルとの最後の戦いだ!! しかし今年の御高倶は一味違う。キャプテン「永沢勝子」のこだわりで、徹底したフォーメーション、1ミリの誤差も許さないパスワーク、まさにスーパーコンピュータと呼ばれてもおかしくない、超IDラクロスを実践したのである!!
決勝戦を間近に控え、永沢がなぎさたちの元を訪れた。下校しようとベローネ学院から出てきたなぎさたちに、一度でも挨拶をしておこうと考えたのである。そんな彼女を、志穂や莉奈と一緒にTAKO CAFEに誘うなぎさ。「せっかくライバルと話す機会なんだから」…そう話すなぎさは、本当に楽しそう。しかしその独特のペースに戸惑ってしまうのが、生真面目な性格の永沢である。そんな中、永沢は和気藹々としたムードでタコヤキをつつきつつ、自分にとってなぎさが憧れの存在であったことを告白した。
「なぎささんは、1年の時からスタープレイヤーだった…でも私はずっとベンチウォーマー」…そんな思い出話から始まり、ラクロスを始めたきっかけ、そしてラクロスにかける情熱の程を語り合う、なぎさと永沢。キャプテンとしてのタイプは違っても、ラクロスが好きなことに変わりはない。だからこそ…今度の試合では全力で戦いたい。2人はいい試合をすることを約束し、別れたのだった。そんななぎさも、自室では少しばかりセンチメンタルに浸る。これまで苦しかったこと、楽しかったこと…そんな3年間の出来事を回想しながら…。
そして、ついに試合当日がやって来た!! ベローネベンチは、あくまで自然体に、リラックスして挑もうと一致団結。方や御高倶ベンチは、これまで磨き抜いた、正確無比なパスワークを信じて試合に挑もうとする。それはもはや「いい試合」と言うには惜しいほど、白熱した展開を生んでいた。そしてサーキュラス&ザケンナーに襲撃される一幕がありつつも、なぎさはどうにか試合に復帰し見事に勝利。優勝の栄冠を手にする!! 一方の永沢は、なぎさのキャプテンシーに何故魅力があるのかを理解して、改めてラクロスの楽しさを再認識するのだった。
 
(C)ABC・東映アニメーション