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第 34 話 『 旅だ仲間だ!修学旅行だザケンナー!? 』 2005/10/16
脚本 影山由美  演出 矢部秋則  作画 河野宏之  美術 飯島由樹子
ついにやって来た、学生生活最大のイベント…その名は修学旅行!!!舞妓さんに清水寺、金閣寺においしい弁当!!なぎさもほのかも、古都の魅力にメロメロである。その頃、東京に残っていたひかりは、周囲に漂い始めた不穏な空気を敏感に感じ取っていた。一人きりになったひかりに忍び寄る謎の気配…。決して姿は見せないものの、確実に彼女につきまとっている不気味な影…。頼りのなぎさやほのかがいないだけに、ひかりが感じた恐怖は決して小さくはなかった。一方、闇の洋館でも少年が姿を消すなど、事態が変化しつつあるようで…!?
明らかな異変は、夕方になってひかりの目の前で起こった。チュアレクトから出るはずのない12のハーティエルのひとり「ウィシュン」が、なぜか外に出てきてしまったのである。原因は不明、ルルンも不思議がっているし、もちろんウィシュン自身も理由は解らない。ただ断言できるのは、「真実が近づいています」…その一言だけだった。それは、かつて謎の少年が洋館の外に出たのと同じ状況ではあるものの、今のひかりたちがそのことに気付くはずもない。やはり、なぎさたちと一緒にいた方がいいのか!?
翌日、自由行動を許されたなぎさやほのかは、クラスメイトと一緒に「時代村」を訪れていた。そこでは時代劇の撮影が行なわれており、大の時代劇ファンであるなぎさやほのかは、ひいきのテレビ番組「あわてん坊将軍」の収録を、あわよくば見学しようと考えていたのである。そして前夜に旅館で盛り上がった枕投げの疲れも見せず、早くも町娘の貸し衣装に着替えるのだった。そんな中、さっそく撮影現場を探そうとしたなぎさは、彼女を心配して後を追って来たほのかと一緒に、思いがけない人物と出逢う。それは小道具の管理をする熟年スタッフ「笹野」だった。
笹野の厚意でスタジオの見学をさせてもらった なぎさとほのかは、笹野がスタジオに入ったばかりの頃に手がけたというガマの着ぐるみに大感激!! しかしウラガノスが登場したことで、楽しい気分も台無しにされてしまう…!! ガマの着ぐるみをザケンナー化させ、笹野の思い出が詰まったスタジオを破壊するウラガノス。怒りを爆発させたなぎさとほのかは、突然やって来たひかりの助けで撃退に成功するものの、一件落着…というわけにはいかなかった。何故なら、ひかりという新たなトラブルを抱えたことで、担任への説明に頭を悩ませることになってしまったからだった…。
 
(C)ABC・東映アニメーション