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第 31 話 『 バルデス復活! チームワークでギリギリ突破!! 』 2005/09/25
脚本 清水東  演出 座古明史  作画 高橋任治  美術 田中里緑
ついに秋のラクロス・リーグ戦が幕を開けた!! なぎさがキャプテンを務めるベローネ学院ラクロス部も、初戦は絶対に落としたくないと気合充分。ほのかやひかりも応援に来てくれて、まさにこれまでの練習の成果を発揮するには文句なしの舞台だった。しかし相手の格闘館女子チームは、格闘家さながらの体格まで身体を鍛えていて、その男勝りな筋肉には圧倒されるばかり。しかも妙に自信満々で、何やら不気味なムード…。そんな中、プレーの要となるなぎさが、キャプテンらしく気合を入れる。「大丈夫だって、こっちだって今までたくさんガンバって来たんだから!!」
先制点は格闘館女子チームだった。どうやら相手は誰をマークすればいいかを徹底的に研究しているらしく、チームの要であるなぎさを押さえ込もうという作戦なのである。そのせいでなぎさにパスさえできず、一転、窮地に立たされるベローネ学園チーム。そして2対0という圧倒的に不利な状況のまま前半を終了させてしまうのだった。「後半戦は、私…引っ込むから」…ハーフタイムで思い切った手段を決意するなぎさ。それは苦肉の策で、マークするべき自分が後方に下がることで相手を混乱させようというのである。
しかし混乱したのは味方も同じだった。これまで攻撃はすべてなぎさが基点となり、チームの決定力となっていたため、誰が点を取りにいけばいいかさえ解らなくなってしまったのである。なぎさは、一年生の平山にその役を託そうと考えるのだが…。ビブリス・サーキュラス・ウラガノス…闇の戦士たちが揃って出現したのは、そんな時だった!! 作戦が大当たりして一点を返した直後の出来事だったため、ひどく戸惑うなぎさ。しかし彼らは無情にも、なぎさ・ほのか・ひかりを闇の空間に閉じ込め、試合会場から3人の存在を切り離してしまう。
早く試合に戻りたかったなぎさは、3人の闇戦士、そして無数のアメフト・ザケンナーに囲まれても決して臆することはなかった。そればかりか、「試合などくだらない」と嘲る彼らに、これまでになく興奮した様子で噛みつく。「今日の試合は、みんなにとって大事な試合なの! だから私は、今日という日を大事にしなきゃいけないの!!」…それはすべて、今、通常空間で必死に戦っているチームメイトのため…。そして鬼気迫る勢いでザケンナーと3戦士を撃退すると、ようやく通常空間に復帰。決定力を欠いて苦戦するベローネ学院の、救世主さながらの活躍で大逆転のシュートを叩き込むのだった!!
 
(C)ABC・東映アニメーション