各話あらすじ一覧へ
第 28 話 『 ベローネパニック! わんぱく王女のお化け退治 』 2005/09/04
脚本 川崎良  演出 小村敏明  作画 川村敏江  美術 飯島由樹子
新学期早々、「ベローネのルリ子さん」が生徒たちの間で噂になっていた。それは、どの学校にもある怪奇話として古くから伝わるものなのだが、莉奈も志穂も実際に体験してからというもの、すっかり怯えている様子。しかもそれは、理科準備室で作業をしていた別の女子生徒の身にも降りかかり、最初は疑っていたなぎさも徐々に信じるようになってしまった…。そんな中、ポルンが不穏な影を敏感に察知した。それが闇の戦士とは違う存在だと知らされたなぎさは、ベローネのルリ子さんではないかと冗談交じりにこぼす。
放課後、すっかり生徒の姿がなくなった校舎には、なぎさとひかりの姿があった。なぎさは忘れ物を取りに教室に戻ったところ。ひかりは、用事で遅くなってしまい、今まさに帰ろうとしているところだ。そこに、なぎさの悲鳴が夕日の校舎を切り裂いた!! 急いで駆けつけるひかり。そこにあったのは…すっかり怯えた表情のなぎさと、ルリ子さんに間違われてムッとする、ほのかの怒り顔だった…。自分の肩を叩いた相手がほのかだったと知り、ようやくホッとするなぎさ。しかしそこに、サーキュラスとザケンナーが現われる。
ひかりも合流し、一同はサーキュラスとザケンナーに立ち向かった!! そんな中、なぎさたちは気付く。サーキュラスがパワーアップしていたことに…。いきなりフルパワーでぶつかって来るサーキュラス。それに全力で対抗する、プリキュアとシャイニールミナス。そしてルミナスがサーキュラスに反撃しようとしたその瞬間、何と見知らぬピンク色の影が、その小さな身体を張ってサーキュラスの前に立ちふさがった!! 「駄目ルルン…ポルンをいじめちゃ、駄目ルルン…!!」…大きな目、いっぱいに涙をためつつ、それでも気丈にふるまう彼女は、いったい…!?
「あれは…『ルルン』ポポ」…ポルンは、ややウンザリするようにそう呟いた。だがなぎさたちは、それに気付くことなくサーキュラスとザケンナーを撃退。そしてようやく落ち着きを取り戻した一同は、ほのかの推測からルルンこそがルリ子さんの正体であることに気付かされたのだった。どうやらルルンはポルンをずっと探し廻っていて、その最中に志穂たちに見間違われたらしい。泣き虫ルルンは「未来を紡ぐ光の王女」でポルンとも近い立場にあるようなのだが、何故、どうやって虹の園にやって来たのか、多くの疑問だけが残ってしまう…。
 
(C)ABC・東映アニメーション