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第 27 話 『 残った宿題片付けろ! 梨と嵐とザケンナー!! 』 2005/08/28
脚本 羽原大介  演出 矢部秋則  作画 青山充  美術 倉橋隆
夏休みもあと一日を残すのみ。なぎさの宿題も前日には奇跡的に終了し、残り一日は楽しく遊べるぞー!!…と思ったら、自由研究のレポートを忘れていた!! 普段の生活では体験できないことをレポートにまとめる…その課題は、残り一日で済ますにはあまりにもハードルが高すぎた。一方のほのかは、自分なりに地元の天気予報を作って実際の天気図と比較するという研究を、残り一日を除いてすでに終らせている様子。新たに加わったハーティエル「ホープン」は、諦めるなと励ましてくれるが…。
「諦めちゃダメだって。諦めないでガンバれば、きっといいことがあるんだから」ホープンのその言葉を証明するように、なぎさにあるアイデアが閃いた。どうやらアカネとひかりが新メニューのことで知り合いの梨園に行くらしく、それについて行くことで『梨の収穫体験レポート』をまとめ上げようというのである。当初、なぎさはそんなふうに安易に考えていたのだが、梨園に到着し、梨を育てることの大変さと労力を改めて知ると、感動をおぼえずにはいられなくなる。
虫がついたり、痛まないように袋をかける作業が、すべて手作業だと知って驚くなぎさ。梨の世話をし、愛情を持って育てることの大変さを実感して感激するなぎさ。普段、何気なく口にしていた梨が、これほどまでに手間がかかり、また農家の人たちが愛情を注いで育てていたことに、彼女は衝撃を受けずにいられない。そして新たな発見に興奮しながら、アカネの知り合いだと言う農家の夫婦に手伝わせてもらい、初めての梨の収穫にチャレンジしたのだった。そして順調に作業をしていくのだが…。
とりあえず作業を中断し、一休みしたなぎさたち。最初の予定では、これで帰ってレポートを仕上げるつもりだったのだが、突然のアクシデントで最後まで手伝わせてもらうことになった。実は今日中に収穫を済ませなければならないのに、急に人手が足りなくなってしまったのである。なぎさたちは作業の最中に現われたビブリスとザケンナーの襲撃を撃退したばかりか、一致協力して作業にあたったことで、どうにか収穫を済ませることに成功。まさに『諦めない心』がいい結果を呼んだのだった。
 
(C)ABC・東映アニメーション