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第 24 話 『 青春全開!友華先輩となぎさの頂上決戦!! 』 2005/08/07
脚本 影山由美  演出 山吉康夫  作画 高橋任治  美術 飯島由樹子
今日からラクロス部と科学部の合同合宿。今年はなぎさがキャプテン、ほのかが部長ということもあり、活気も例年以上に感じられた。さらに今年はひかりも一緒に参加することになり、なぎさはいつも以上に張り切る。そこに思わぬゲストが合流した。それは卒業したばかりの名物先輩、友華だ。彼女は頭脳明晰、運動神経抜群、部活もいくつもの部を掛け持ちする、まさにスーパーガール。学生たちの「マドンナ」として有名で、それは高等部に進学した後も変わることなく羨望の眼差しを集め続けていた。
ほのかはもちろん、なぎさのキャプテンとしての責任感はアカネも認めるほど頼り甲斐があった。そんななぎさを、いつもとは違う眼差しで見守る友華先輩。在校時は、よくなぎさと張り合って、いわゆるライバルの関係にあったらしいが、まるでその頃を懐かしむような、はたまた寂しさの色を含んだような瞳をなぎさに向けていた。「どこに行っても、マドンナはマドンナ…」下級生たちの羨望の眼差しが、逆に友華に重くのしかかる。そんな時、彼女はひかりから、よくなぎさが「友華先輩はいつも一生懸命だから、一緒にいるとファイトが沸く。だから大好き」…そう話していたと聞かされる。
自分はなぎさをライバルだと思っていたのに、なぎさは自分に親近感を抱いていた…。ひかりの言葉に、思わず面食らう友華。なぎさが先輩をラクロスに誘ったのは、そんな時だった。その突然のイベントに、友華は水を得た魚のようにみるみる元気を取り戻す。そこにいたのは「マドンナ」としての友華ではなく、堅苦しいイメージから解放された素顔の少女。しかしその喜びは、なぎさが倒れたことで中断されてしまった。責任感が厚いなぎさは、合宿中の練習メニュー計画に没頭するあまり疲労を溜め込んでいたのだ。
…自分らしく振舞うこと、友華はなぎさの看病をしながら、悩みが氷解していくのを感じていた。そして、ほのかと回復したなぎさが突如出現したザケンナーとウラガノスを撃破・撃退させると、翌日には合宿場から引き上げることにするのだった。マドンナらしからぬ2度寝でなぎさと一緒に寝坊し、笑顔を取り戻して…。その晴れやかな表情を見たほのかは、何をしにやって来たか判らないでいたなぎさに笑顔で告げる。「小田島先輩は、なぎさに会いに来ただけだから」…と。
 
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