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第 14 話 『 藤P先輩ガンバ! なぎさ気合の応援旗 』 2005/05/08
脚本 清水東  演出 小村敏明  作画 生田目康裕  美術 行信三/飯島由樹子
藤P先輩の卒業式以来、久しぶりに先輩と会ったなぎさ。憧れの人物を目の前にしたなぎさは、いつも以上のハイテンションで大感激!! 彼が新入生ながらにサッカー部のレギュラーに抜擢されたことを教えられると、今度の土曜に行なわれるという公式戦を応援しに行くと約束した。しかし、ソコでなぎさは考える。「ただ応援するだけじゃなく、先輩の心の支えになれないかな…」と。そんな彼女の様子を目の当たりにしたハーティエルのピュアンは、「なんてピュアなココロなのかしら!!」と感激している様子。どうやらピュアンは純粋な心に敏感に反応するらしい。
なぎさが「先輩の力になりたい」と知恵を絞って出したアイデアとは、大きな応援旗を作ることだった。しかし元々不器用な彼女に旗のデザインや細かい手作業ができるはずもなく、自室にこもったなぎさは早くも自分のイメージと格闘状態。何度もデザインの下書きを書き直しては、心を込めて応援旗を作ろうとするのだった。一方、まだ「恋心」が理解できないひかりは、そんななぎさの行動を不思議に感じていた。「なぎささんがあんな風になるなんて初めて…人を好きになるって、どういうことなんだろ…」…。そんな彼女にクイーンの心は語りかける。「人を好きになること、それは…とても純粋で美しいことなのですよ」…と。
小さなエネルギー体(ハーティエル)は、クイーンとどのような関係があるのか…クイーン復活に関し、闇の戦士サーキュラスとバルデスは考察を深めていた。だが、自分たちの主である謎の少年が真の姿を取り戻すには、どちらにせよクイーンの生命が必要なことに変わりはない。そこで闇の戦士たちは、今一度プリキュアに仕掛けようと考えた。その頃、市営グラウンドには、藤P先輩を応援しようと集まったなぎさたちの姿があった。だがなぎさは、待ち合わせに遅れたばかりか、苦労して作った応援旗を「みっともないから」と出し渋るばかり…。
「この旗に書いてあるメッセージは、なぎさの藤村くんに対する気持ちが込められている…」ほのかに旗を誉められるものの、なぎさはせっかく出した旗を引っ込めてしまった。闇の戦士サーキュラスが現れたのは、まさにそんな時だった!! サーキュラスに試合を邪魔させまいと、人気のない場所におびき寄せるなぎさたち。そして戦闘の末に彼を撃退させると、再び試合の応援に戻ってくるのだった。そこで両チーム無得点であることを知ったなぎさは、ひかりの説得もあって応援旗の使用を決意。旗を大きく振って、力の限り藤P先輩にエールを送った。その想いは先輩に通じ、決勝点をあげた先輩はなぎさに「ありがとう」を伝える。
 
(C)ABC・東映アニメーション