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お昼にカフェテラスに集まったのぞみたちでしたが、りんだけが疲れきった表情でやって来ました。その理由はローズパクトの中のババロア女王のおしゃべりが止まらなくて、そのお世話が大変だったからです。しかし放課後はりんも部活の練習があるので、ババロア女王のお世話ができません。そこで、ババロア女王のお世話はのぞみがすることになりました。しかしババロア女王のおしゃべりは止まらず、のぞみも困り果てて、かれんとこまちに相談に行きました。相談を受けたかれんとこまちは、目だけでお互いの意思を伝えあうと、布団を使ってババロア女王を眠らせてしまいます。 |
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息もピッタリな、かれんとこまちのあざやかな手並みに、感心したのぞみは二人にお礼を言うと図書館を出ました。でも扉を開けると、そこは不思議な世界とつながっていたのです。またしてものぞみは、シビレッタの作った童話の世界へと誘い込まれてしまいました。でものぞみの悲鳴を聞いたかれんとこまちは、急いでのぞみの迷い込んだ世界へと入っていきます。そして童話の世界でのぞみを捜していたかれんとこまちは、森の奥でお菓子の家を見つけました。ここが「ヘンゼルとグレーテル」の世界だったと気づいたかれんとこまちは、お菓子の家へと入りますが、そこにはシビレッタが待ちかまえていたのです。 |
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シビレッタの罠にかかって捕らえられたかれんとこまちは、キュアモを奪われてしまいます。でもこんなピンチのときでも、かれんとこまちは言葉も交わさずに、シビレッタを言葉巧みにお菓子の家の外へと追い出してしまいました。そこへのぞみがやって来ます。実はかれんとこまちは、のぞみに居場所がわかるようにと、豆大福とセレブ堂のチョコを目印代わりに置いてきたのでした。こうして脱出に成功した3人でしたが、シビレッタが戻ってきてお菓子の家をホシイナーにして襲ってきます。のぞみたちはプリキュアに変身して戦いますが、3人だけではホシイナーの攻撃をよけるのが精一杯でした。 |
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しかし「ヘンゼルとグレーテル」が知恵を使って魔女を退治したように、プリキュアたちも知恵をしぼってホシイナーを倒すことに成功しました。無事にもとの世界に戻ってきたのぞみは、かれんとこまちに何故豆大福とチョコを持っていたのか尋ねます。実はかれんとこまちは、1年生のときに社会科見学に行った工場へお礼に行くためにお土産としてお菓子を用意していたのでした。みんなが感心していると、ローズパクトで眠っていたババロア女王が目覚めて、またおしゃべりを始めます。眠っていた分、パワーも全開のババロア女王のおしゃべりに、またのぞみはゲッソリするのでした… |
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