サンジを人殺しの一族だと言い放ったぺコムズに、そんなことはどうでもいいと言い、結婚は構わないがビッグ・マムの子分になるのは嫌だ、お前らが俺の下につけと言い放ったルフィ。恩人とはいえ、口を謹めとルフィをにらみつけたぺコムズは、どのみち結婚からは逃げられない、もしもお茶会の招待を断れば、恥をかかせた代償として恐るべきプレゼントが届くと告げた。その中身はサンジにとってゆかりのある大切な人間、たとえば麦わらの一味や海上レストラン・バラティエ、カマバッカ王国の誰かの首だというのだ。
そんなことまで知っているのかとおどろくルフィに、ぺコムズはそれが四皇ビッグ・マムの持つ強大な力だと語った。ナミはサンジが自分たちから離れていった理由に納得する。ビッグ・マムがヴィンスモーク家を傘下にするため、政略結婚で血縁を結ぶことを望んでおり、儀式が成立すればサンジは仲間ではなくなるが、ルフィたちは傘下になることはないと説明する。そんな話があるかと血相を変えるルフィだが、ぺコムズが回復次第ビッグ・マムの元へ戻ると聞くと自分も一緒に行って、サンジを連れ戻すことを決意する。
ネコマムシと対面、ルフィはその巨大さにおどろく。そこへ仲間を連れたローが合流した。さっそく自己紹介しようと張り切るべポたち。だが、ローはルフィに話があると切り出したことで自己紹介はできずに不満の声を上げる。ルフィから自分がサンジを連れて戻るまで待っていてほしいと頼まれたローは、カイドウと戦うのは時間の問題だというと、自分たちを目的に攻め込まれたらこの国はどうなると忠告した。それを聞いたミンクたちは自分たちを思っての言葉だと感激する。そして、ネコマムシの一声により宴が始まった。
盛大な宴が終わり、寝入ってしまったルフィたちから離れ、深夜、密かに門の入口へやって来たブルック、ロビン、フランキーは、騒動のもととなった侍である錦えもんとカン十郎の入国を阻止しようとする。しかし、いつしか眠ってしまう。夜明け前、上陸した錦えもんとカン十郎は、薄暗さのため眠っているロビンたちに気づかず進んでしまう。ようやく上陸できたと喜び、ルフィたちの元へ向かおうとする錦えもんはバリエテに話しかけるが逃げられてしまう。急いで後を追う錦えもんたちだが、もはや一刻の猶予もならないと侍の上陸を伝えるべく、バリエテは仲間たちの元へと必死に走った。