剣を捨て、戦う意志がないことを示したイヌアラシ公爵だが、はなから聞く耳を持たないジャックには通用しない。侍を捜すなら国中を捜せばいい、その代わりこれ以上の破壊をやめてほしい。対話による解決を願うイヌアラシ公爵をあざ笑うかのように、ジャックは巨大な鼻でイヌアラシ公爵を攻撃した。だが、片手でジャックの鼻を止めるイヌアラシ公爵。その強さにギフターズたちも動揺する。再度、ジャックに語りかけるイヌアラシ公爵だが、自分は破壊が好きなのだと言うジャックに、もはや戦いを避けられないと覚悟する。
イヌアラシ公爵の命令を皮切りに、銃士隊とギフターズの死闘が始まった。建物は破壊され、町人のミンクたちは逃げ惑い、負傷者が続出する。ジャックの巨大な鼻をかわしたイヌアラシ公爵は、その鼻を駆け上がると、エレクトロをまとわせた剣先でその額を攻撃した。倒れたかに見えたジャックだが、効き目はなく、すぐに起き上がると体当たりしようと突進してきた。ジャックの考えを見抜いたイヌアラシ公爵は避けずに正面から受けて立つ。再びジャックとイヌアラシ公爵の剣が激突するが、どちらも一歩も退かない。
ワンダの話に聞き入っていた麦わらの一味。ルフィはイヌアラシ公爵の強さに感心、ウソップはジャックの強さに震え上がる。ゾロに促され、ワンダは話を続けた。戦闘は激化し、犠牲者も増えていく。そんなとき、戦闘中のワンダは噴火雨の前兆に気づいた。降り注いだ噴火雨にギフターズたちはなす術もなく流されていくがジャックは動じない。劣勢のシープスヘッドは部下たちにワニを奪い、反撃に出るよう命令した。水が引き、態勢を立て直したギフターズ。やがて押され気味のワンダたちに雄叫びが聞こえてきた。
ネコマムシの旦那の雄叫びを聞き、銃士たちに撤退を指示するイヌアラシ公爵。共闘しないのかと尋ねる銃士に、昼夜通しての攻撃は相手に休む間を与えず有効だと説明、ジャックに向かって、どんな土地にもバカはいると告げて去っていく。入れ替わるように闇にまぎれ、侠客団を率いてネコマムシの旦那が現れた。すかさずジャックに突進すると、巨大な鼻を取って投げ飛ばす。しかし、ジャックに異変が起きる。人の姿になったジャックをゾウゾウの実の能力者だと見抜くネコマムシの旦那がにらみ合う中、べポとローの仲間たちが参戦する。そして、戦いは夜の第2ラウンドを迎える!