上陸早々、戦獣民族ミンク族の襲撃を受けた麦わらの一味。その俊敏さと攻撃力におどろくも、割って入った新たなミンク族により事態は急変する。どうやら何か起きたらしく、この場を離れるというのだ。ミンク族たちに血相を変え、ナミの服を着ていた理由を問い詰めるウソップ。だが、答えてもらえず、右腹の森で自分たちを待てと指示される。仲間の死体があると聞き、おどろく麦わらの一味。そのころ、仲間たちと離れ、くじらの森を進んでいたルフィの前に巨大なミンク族が二人現れ、有無を言わさず襲いかかってきた。
死体と言われても、にわかには信じられない。そこでロビンの提案でまずは情報を集めることになった。ローの持つべポのビブルカードを頼りに先へ進む麦わらの一味。一方、くじらの森ではルフィと二人のミンク族のすさまじい戦いが繰り広げられていた。電撃が通じないとおどろくミンク族に、ゴムだからと答えるルフィ。そして、今度はこっちの番だと反撃を開始した。そこへ仲間と共に駆け付けたべポが戦いを止めさせようとするが話は通じず、力ずくで止めようとしたジャンバールも片手で投げ飛ばされてしまう。
ルフィとミンク族が激突するかに見えたそのとき、投げ込まれた赤い布とバナナに戦意を失い上機嫌になる二人のミンク族。戦いを止めさせたミンク族のワンダはルフィに攻撃されたのは、入ってはならない森へ侵入したからだと説明する。ワンダがルフィに代わって詫びを入れ、それを聞き届けたペドロの命令により、隠れていたミンク族たちは姿を消していった。囲まれていたのかとおどろくルフィ。べポはルフィがすぐに自分を思い出さなかったことを怒るが、ローも一緒に来ていることを聞いて仲間たちと共に喜ぶ。
ゾウの背の中心にある、クラウ都へ到着した麦わらの一味。街は破壊され、人の姿も見えないことから、何者かによって襲撃された後だと推測できた。まさかサンジたちも巻き込まれたのかと最悪の状況を想像するウソップ。一方、ワンダからここが半月前、ジャックによって滅ぼされた歴史あるモコモ公国だと教えられたルフィ。その時、地響きが起こり、噴火雨の前触れが始まり、急ぎその場を離れることになる。仲間たちの元へ案内すると言われ、サンジたちのことを尋ねたルフィに苦しげな表情を浮かべ、口をつぐむワンダ。はたしてナミたちの身に何が起こっているのか?