昇り龍の背に乗り、1000年もの間生き続けた巨大な象の頂上へと向かったルフィたち。あまりの高さと険しさに昇り龍は幾度も落下しそうになるが、ルフィたちの励ましに応えて必死に登り続ける。その姿に感激したウソップは昇り龍を仲間だと認め、りゅーのすけと名前を付けてやる。錦えもんとカン十郎にゾウの国をめざす理由を尋ねたルフィは、仲間の同心、雷ぞうが忍者だと聞いて目を輝かせ、ロビンをのぞく全員がカン十郎に忍者への憧れと疑問を次々にぶつける。そんな時、上空からルフィたち目掛け何かが接近していた。
ロビンの声を聞き、咄嗟に落ちてきた物体をルフィは避けるが、避け損ねた錦えもんとカン十郎が落下してしまう。助けに行こうとするルフィだが、先に行けと言われ、さらに必死によじ上るりゅーのすけを見て、後で合流することを誓う。やがて頂上が見えてきたが、ルフィがバランスを崩し落ちそうになってしまう。しかし、りゅーのすけに捕まりどうにか到着する。みんなが喜びに沸く中、ロビンにねぎらわれたりゅーのすけは役目を終えて絵に戻る。別れを惜しむルフィたちだが、ゾロは周囲に注意を払えと釘を差した。
門構えは立派だが、破壊されていて門番はおろか人影もない。いぶかしがるゾロたちに構わず、一気に物見やぐらに飛び上がるルフィ。ゾウへ到着したと喜び、本当に国があるのだと感心する。街の様子がおかしいといぶかしがるウソップに構わず、やぐらから一気に飛び降りたルフィを追いかけ、錦えもんたちの到着をまたず、ゾロたちも先へ進む。門から中へ入り、周囲を見回したゾロたちは、門や道の壊れ方から、何者かによって襲われた後ではないかと見当をつける。その様子を物陰から密かに見つめる姿があった…
一人、街の中へ入り、ナミたちを呼ぶルフィ。だが、街には人影はなく、街中が破壊されてボロボロだった。一方、森の中を進んでいたフランキーが周囲に火薬とガスの匂いがすることに気づく。何が起きているのかと震えるウソップ。その時、ただならぬ気配を感じたゾロが一撃を放つが、攻撃をかわされ空中へ逃れられる。その身軽さにおどろくゾロ目掛け、反撃してきた敵とゾロの刀が激突する。さらに仲間を止めようと現れた相手を、先住民族のミンク族だと指摘するロー。まるで動物のようなミンク族におどろくウソップだが、着ている服がナミのものだと気づいて言葉を失う。はたしてナミたちは無事なのか?