ついに幻の島、ゾウへ到着したルフィたちは停泊中のサニー号を発見するが、呼びかけに返事はなく船内には誰の姿も見当たらない。一足先に上陸したのではないかと後を追う。そのころコアラから各地の反乱軍の勝利と、武器製造の黒幕が割り出せるかもしれないとの報告を受けたドラゴンはCPの動きに気をつけるよう言うと、世界各地に散らばるリーダーたちを集めるように指示をする。一方、反乱軍の船に忍び込んでドレスローザを脱出したバージェスは、密かにラフィットたちに総本部を突き止めたと連絡していた。
今すぐ攻め込めば武器だけでなく、ドラゴンやサボが顔を揃えていると報告したバージェスは、自分のビブルカードをたどって来るよう指示をした。そのころ、新世界のある島では、白ひげの息子を自称するウィーブルとその母であるバッキンが、白ひげ傘下の海賊たちの行方を追っていた。自分の出自を疑うウィーブルを叱咤し、写真を見せて白ひげの息子はお前一人だと言うバッキンは、白ひげの遺産はお前が受け取るものだと言い聞かせる。素直に従いながらウィーブルは父の仇である黒ひげへの憎しみを燃やし復讐を誓う。
新世界カライ・バリ島にあるバギー街。王下七武海の一員となり、海賊派遣会社の社長になったバギーのもとには、ドフラミンゴからの武器調達ができなくなった者からの依頼が殺到していた。自分が王下七武海である限り、どんな無法も合法だと子分を煽るバギーだが、ハイルディンたち巨人族全員が辞めたと聞かされおどろく。そのころルフィたちとの別れを惜しみ、涙するバルトロメオたちだが、今の自分たちでは邪魔になるだけと、船の食糧をサニー号へ積み込み、再会までに麦わら傘下に相応しい実力をつけると誓う。
ゾウの頂上へ向かうため、カン十郎が出した昇り龍。勇ましいとは言い難いものの、その背にルフィたちを乗せ、ゆっくりとゾウの足を登り始める。その遠ざかるルフィたちを泣きながら見送るバルトロメオたち。それに気づいたフランキーから教えられ、ルフィは別れの挨拶もしていなかったことに気づく。バルトロメオの名を間違えたまま、世話になった礼を言い、また会おうと叫ぶルフィ。自分の名前を覚えてくれたことにバルトロメオは感激で号泣する。昇り龍はルフィたちを乗せ、ゆっくりと登っていく。ルフィたちをどんな冒険が待ち受けるのか?!