海軍大将による土下座、その衝撃的な光景は隣国から中継され、瞬く間に世界各地へと広まった。藤虎の体面をおもんばかり、土下座をやめさせようとするリク王だが、藤虎はドフラミンゴを野放しにしていた政府が、今になって正義の名のもとに捕えようとすることを批判、この国を取り戻したのは海軍ではなく、海賊、戦士、市民たちだと断言する。一方、手分けして戦っていた麦わらの一味が合流を果たしていた。ヴィオラはウソップたちがルフィを捜していることを知ると、レベッカにここにいることを教えようと微笑んだ。
小人たちに戦いが終わったことを告げ、功績を讃えたのち解散を宣言したキュロス。感極まって泣くレオたちに、戦いは終わったが、まだドレスローザを元の姿に戻す仕事が残っていると協力を頼んだ。一方、リク王は海軍の体面を考えてタンクに協力した海賊たちを王宮へ匿うように指示をする。そのころ、ドフラミンゴの一件を承服できず面子をつぶされたサカズキは、五老星の元へねじ込んでいた。だが、権限はCPに一任されたとあしらわれ、逆にクザンが黒ひげの元にいることを指摘され、言い争いになってしまう。
ドフラミンゴが敗れたことで波乱が起きていた。武器密輸ルートを断たれ、停戦状態になる国。取引できなくなり、パニックになる者もいた。また、その情報はルフィと共に最悪の世代と呼ばれたルーキーたちのもとへも届いていた。新聞で同期の活躍を知り、その功績を認めるボニー、空島で傷ついた身体を癒すウルージ。さらわれたシーザーを奪い返しに向かうカポネ。かつて父をドフラミンゴに殺されたことを明かし、カイドウを捜すドレーク。そして、同盟を組んだキッドとアプー、ホーキンスらはシャンクスを狙っていた。
土下座という前ま代未聞の事態を引き起こしたことを責められ、サカズキに怒鳴りつけられた藤虎。だが、かつてスモーカーからアラバスタの事件を聞かされていたため、報告すれば内容を変えられ、英雄に祭り上げられるのかと皮肉で返す。藤虎の英断におどろくスモーカーに、2年前の仇をとってもらったようだと喜ぶたしぎ。一方、海軍の面子を潰され怒りのおさまらないサカズキは、それで崩れる信頼なら無いも同じだと激しい口調で言い返す藤虎に、落とし前をつけろと要求する。ルフィとローの首を取るまでは海軍基地の敷居はまたがせないというのだ。そのサカズキの言葉に、藤虎は臆せず答えた。