間一髪のところで操られたレベッカの剣を絶ちきり、ヴィオラの処刑を阻止、ドフラミンゴと対峙したルフィ。しかし、疲労の色は隠せず、ドフラミンゴから立っているのがやっとだと挑発される。お前も同じだと言い返したルフィだが、イトの攻撃を避けられず、地面に叩きつけられてしまった。ドフラミンゴはなおも、ルフィを助けようとするレベッカを狙うが、機転を利かせたローによって妨害される。苛立ちながら、ドフラミンゴはローに見せつけるかのように、エバーホワイトで街を覆っていき、ルフィの手足を捕える。
操り人形にされてはたまらないと、逃れようとするルフィだが、イトを切れず追い詰められていく。腹を硬化して攻撃を防ごうとするが、数が多すぎて間に合わず傷を負ってしまった。猿王銃が通用しなかったことに、ルフィはかつて、レイリーから受けたアドバイスを思い出す。ギア4は身体の負担が大きく、通じない場合は違う方法を選ぶことを勧められていたのだ。ドフラミンゴはルフィを操りながら、人々をゴミよばわりし、逆らわず操られていればこんなことは起こらなかった。この大虐殺もルフィたちが招いたと言い放つ。
いいかげんにしろとドフラミンゴを怒鳴りつけたルフィ。一方、各地での人々の奮闘もむなしく、鳥カゴの収縮は止まらない。じわじわと王の台地を切り刻んでいく。はたして本当にこのまま持ちこたえることができるのかと危ぶむレオに、ルフィを信じるのだと声をかけ励ますロビン。一方、操られたままではいられないと、ルフィは再びギア4を発動する。身体を膨らませてイトを切断したルフィは、最後の戦いの場として上空へ移動した。このまま持つはずがないと判断したドフラミンゴも、ただちにルフィの後を追いかける。
上空でにらみ合うルフィとドフラミンゴ。すべてを支配しようとするドフラミンゴに、息がつまりそうだと怒りをぶつけ、倒すことを宣言したルフィ。ギア4を発動した状態で、さらに空気を送り込んでいく。そして、渾身の力とともに放ったルフィの大猿王銃とドフラミンゴの神誅殺が激突する。ルフィの勝利を信じ、声援を送る人々、その思いを受けて、歯を食いしばるルフィ。やがてすさまじい衝撃が起こり、瓦礫と共に地面へドフラミンゴが落ちていく。その姿にローはかつて、コラソンから聞いたDの一族が神の天敵と呼ばれることを思い出していた。