死の星屑を浴び、満身創痍になりながらディアマンテへの攻撃を続けるキュロス。その気迫に押され、焦るディアマンテから痛みを感じないバカの塊だと罵られても、痛みを感じられることが人間の証だと言い返す。かつて自分が味わった絶望、そしてこの国を襲った悲劇に比べれば、こんなものは痛みですらないと言い放った。すべての人々の怒りの塊となりディアマンテを倒すことを宣言、すさまじい斬り合いが続き、ついにキュロスの剣がディアマンテの鉄の傘を切断する。しかし、バランスを崩して地面にひざをついてしまう。
形勢逆転とばかりキュロスを見下ろし、とどめを刺そうとするディアマンテ。もとより避けるつもりないと、それを正面から受けて立つキュロス。千里眼で状況を見ていたヴィオラは、かつて、スカーレットの死を告げられたときのことを思い出していた。ディアマンテの嘲笑に耐えきれずナイフを手にしたヴィオラだが、自ら王宮にとどまり、ヴィオラを守るというタンクに押しとどめられていたのだった。コロシアムの英雄は自分だと、剣を振り上げたディアマンテにキュロスは渾身の力で雷の破壊剣をふるい、剣を叩き折った。
勢い余ってスカーレットの墓に後頭部を打ち付け意識を失ったディアマンテ。涙ぐむレベッカの背を押し、キュロスの元に向かわせたロビン。花傘でレベッカを守ったがその背中を負傷していた。キュロスがディアマンテを倒したことを人々に伝えるヴィオラ。喜びに沸く人々にルフィたちにより幹部たちが倒され、残る戦力は4人だと語りかける。リク王はまだできることがあるはずだと、タンクと共に台地から降りることを決断する。人々もルフィたちを捕えることを止め、街の人々に希望があることを教えるのだとその後に続く。
藤虎の姿が消えていることに気付いたウソップは、カン十郎から藤虎はとっくに下へ降りたと告げられる。街中へ出た藤虎は海兵たちから状況を聞き、人々を守るために一か所へ集めるよう指示をだしていた。一方、ゾロの攻撃をかわすピーカは勝負を中断すると移動を開始。すさまじい振動と共にひまわり畑に出現した。母、スカーレットの墓を花で飾っていたレベッカ、キュロスは大地が揺れるショックで地面に叩きつけられそうになる。意識を失って倒れているディアマンテを見下ろし、情けないと吐き捨てるピーカ。レベッカを守ろうと再び剣を取ったキュロス。はたしてピーカの狙いはなんなのか。