ローの病気を治すため、ドフラミンゴの元を離れたコラソン。ドフラミンゴがオペオペの実の取引を襲うと聞き、従うと見せかけ横取りすることを決意する。コラソンが食べてローを治せと言う、ドフラミンゴの命令だが、すでに能力者のコラソンでは食べられない。むしろオペオペの実は医療知識のあるローが食べてこそ真価を発揮する。すでにドフラミンゴは裏切りに気付いているはずで、戻ればただですまない。ローがオペオペの実を食べ、病気が治ってもドフラミンゴのもとへは戻らず、二人で身を隠そうとコラソンは告げた。
センゴクへドフラミンゴの計画を連絡、取引が三週間後、北の海ルーベックで行われることを聞き出したコラソンは、取引の3日前、スワロー島でドフラミンゴたちと合流することを報告した。ここでファミリーの一掃を狙うセンゴクは、島に近づくなと命令する。しかし直後、ローの様態が急変した。高熱のローを連れたまま、大荒れの海に出たコラソン。熱で朦朧となるローから政府の仲間なのかと聞かれ、コラソンは違うと答えて安心させ、オペオペの実を手にいれることは政府もドフラミンゴも敵に回す、覚悟しろと告げた。
高熱のローを置いていけず、元海軍将校の海賊「ディエス・バレルズ」のアジト、ミニオン島へと一緒に上陸したコラソン。すでにセンゴクの指示で監視船が張り付いており、スワロー島にも軍艦が差し向けられていた。政府との巨額の取引を前に宴を開き上機嫌の海賊たち。ここまでローを連れてきたものの、この先は無理だと判断したコラソンは周囲の音を消すと、小屋にローを置いていくと一人で海賊たちのアジトへ向かう。その後ろ姿を見送ったローは、やがて崖の上の館から音もなく火の手が上がるのを見つけるのだった。
すべての音を消して宝物庫に火を放ち、混乱状態を起こしたコラソン。さらにランプを壊し、闇に紛れてあわてふためく海賊たちを奇襲、見事にオペオペの実を奪うことに成功する。しかし、脱出のさい、逃げる姿を見張りの男たちに見られてしまう。これでようやくローの病気を治せると喜びのあまり、急いで戻ろうとするコラソンだが、うっかり足をすべらせ、運悪く見張りの男たちの前に落ち、銃口をつきつけられてしまう。すぐに戻ると言ったコラソンを信じて、帰りを待ち詫びるロー。だが、やがて非情にも銃声の音が雪原に響き渡る。