コラソンの豹変ぶりにおどろきながらも、喋れないふりをしてドフラミンゴを騙していたのかと尋ねるロー。向こうが勝手に決めつけたと、かわすも納得しないローに辟易したコラソンは指を鳴らし、サイレントで自分たちの周囲の音を消してしまう。何が起きたのかとおおろくローにコラソンは防音壁を張ったと説明、自分がナギナギの能力者だと明かした。ローに能力のことを隠す理由を聞かれ、コラソンはファミリーを仲間だと思ったことはなく、自分の目的が兄であるドフラミンゴの暴走を止めることだと告げるのだった。
なおも反発するローにコラソンは、自分たちが聞いていた言い伝えとDの一族が神の天敵と呼ばれていることを教え、ファミリーを出て病気の治療法を捜せと説得する。しかし、残された時間が迫り、やけになったローには通じない。ドフラミンゴにすべて話すと脅され、力づくで止めようとするも反撃され見失ってしまう。ドフラミンゴに知られる前に姿を消そうとするコラソンだが、ローは2年前の借りを返すとコラソンの秘密を誰にも話さなかった。その後、海軍との交戦の騒ぎにまぎれ、コラソンはローを連れ船を脱出する。
縛り上げられた上、無理やり連れ出された怒りをぶつけるローに、病気を治すためだと説得するコラソン。その後、電伝虫で連絡を取った先は海軍本部だった。大将センゴクに任務を離れる許可を取るコラソン。そして、入れ替わるようにG5への移動希望者として、センゴクの前にヴェルゴが現れていた。一方、電伝虫でのやりとりを聞いていたローは会話の内容から、コラソンの正体が海兵ではないかと疑う。政府への激しい憎しみを見せるローに、コラソンは違うと告げる。こうしてローの病を治すための旅が始まった。
嫌がるローを連れ、大きな病院を訪れたコラソンだが、ローが珀鉛病でフレバンスから来たことを知るとパニック状態となり、心無い言葉でローは深く傷つく。医師を殴り飛ばし、次の病院へ向かうコラソンだが、どこの病院も同じで、政府に知らせようとする有様。次こそいい病院が見つかると、ローを必死に励ますコラソン。しかし、半年経っても治療法は見つからない。治療のためとはいえ、ローを傷つけたことを悔い、刺されたときもも痛くなかったとコラソンは涙を流す。そのコラソンの本心を知り、声を出さずに泣くロー。翌朝、ローに朝食を作ってもらい、コラソンはおどろきながら笑顔を見せる。