自らを天竜人だと明かし、ルフィとローの処刑を開始したドフラミンゴ。一方、北西の町プリムラも海賊たちの略奪、ドフラミンゴに操られ暴徒と化した人々、さらに猛獣たちが暴れ出し、人手も麻酔弾も足りず、手の付けられない状態だった。そんな中、部下からの報告で、サボと藤虎の勝負が痛み分けだと聞き、耳を疑うメイナード。ドフラミンゴを捕えようと進言した際、藤虎が一瞬見せた激しい怒りを思い出すが、今はそれどころではない。部下たちに暴れる者、海賊たちをできるだけ傷つけず麻酔弾で眠らせろと命令する。
手を後ろで封じられたまま、操られたベラミーとドフラミンゴ、二人がかりの攻撃に苦戦するルフィ。ついにドフラミンゴの蹴りを顔面に受け、叩き付けられる。処刑開始を告げられたローは身分を捨てたドフラミンゴが、なぜ『CP-0』を動かせたのかと尋ねた。ドフラミンゴは世界政府を揺るがす存在、聖地マリージョアの国宝のためだと答えた。最初は秘密を知るドフラミンゴを抹殺しようとしたが叶わず、協力するようになったというのだ。そして、オペオペの実さえ手に入っていれば、世界の実権すら握れたと豪語する。
オペオぺの実がなぜ究極の悪魔の実と呼ばれるのか、それは永遠の命を与える『不老手術』にあった。だが、それを行えば能力者は命を失う。だから食べさせる気はなかったと言い、ドフラミンゴはファミリーの幹部たちと共に、戦闘のすべてを叩き込んでやった恩を仇で返したと罵る。ローは今があるのはコラソンのおかげだと言い返し激突する。どちらも退かず硬直する中、ドフラミンゴの元を訪れた日のことを思い出すロー。ファミリー入りを志願して、見習いになる小手調べとしてディアマンテを相手に戦ったときのことだった…
勝ったら幹部にすることを要求、本気にしないディアマンテに爆弾を見せ、どうせ死ぬから何も怖くないと言うロー。だが、ディアマンテにいいようにあしらわれる。トレーボルからいつ死ぬのかと尋ねられ、3年と2か月後だと答え、ローは3年以内に全部壊したいと言い切る。ディアマンテからファミリーは子供でも受け入れるが、そのほとんどが逃げ出し、バッファローとベビー5はその生き残りだと教えられる。やがて幹部の一人であり、ドフラミンゴの弟コラソンが戻った。ドジばかり踏み、ある事件によって口がきけないが腕は立つという。そんな子供嫌いのコラソンに、いきなり理不尽な仕打ちを受けるロー。