ウソップ決死の一撃によりシュガーが意識を失い、頭割り人形にされた手下たちも元に戻った。味方をも武器にする非情さに憤るキャベンディッシュ。バリアが使えるようになり、活気づくバルトロメオたちとグラディウスがにらみ合う。一方、王宮最上階へ乗り込んだルフィはドフラミンゴの足元に倒れ、ボロボロになったベラミーと再会する。ベラミーを離せと詰め寄るルフィに、ドフラミンゴはベラミーが二度のチャンスをものにできなかったことを罵り、ベラミーがここへ来たのはけじめをつけるため、殺されに来たのだと言う。
ドフラミンゴに足蹴にされ、殺してほしいと懇願するベラミー。所詮はチンピラだと吐き捨てるドフラミンゴめがけ蹴りを放つルフィだが、ベラミーを盾にされ傷つけてしまう。ローは怒りで感情のまま動けば、自分のように命を落とすと忠告する。ドフラミンゴはパンクハザードでの一件、モネを殺し、シーザーを連れ去り、さらにドレスローザでのオモチャたちの解放、今も工場を狙っていることにいら立ち、13年前の事件、コラソンという名を口にする。その途端、今度はローが激しい怒りを見せ、ドフラミンゴに刀を向ける。
影騎糸で分身を操り、ローを攻撃するドフラミンゴ。その隙に本体のドフラミンゴを攻撃しようとするルフィだが、糸で操られたベラミーが襲ってきた。自分を止められず、ルフィに止めてほしいと懇願するベラミー。一方、二段目ではコロシアム軍団と幹部たちの激闘が続き、その先では頼みの頭割り人形を失い、ロビンたちにグラディウスが劣勢に追い込まれる。工場前では、フランキーとセニョールが男の意地をかけ、激しく殴り合う。4段目ではキュロスとディアマンテが戦い、レベッカが戦いの行方を見つめていた。
最上階ではルフィとローがドフラミンゴの糸に苦戦していた。あくまでベラミーを傷つけまいとするルフィに、ローは攻撃を止めたければ意識を失うほかないと告げ、ベラミーも同意するが、ルフィは友達は殴れないと拒否する。自ら戦おうとしないドフラミンゴに怒りを爆発させ、ローの指示に従わず、攻撃体制のままローめがけ突進する。何をしようというのか訝しがるドフラミンゴだが、ローのROOMで至近距離に飛び込んだルフィの火拳銃が腹に命中する。ローのラジオナイフがトレーボルを切断した。秘策を台無しにされルフィを最悪だと罵るローに、ルフィはお前もその世代だと不敵な笑みを浮かべる。