ケリーにより井戸に誘い込まれたルフィの背後にドフラミンゴが現れた。逃げ場を失ったルフィはすぐさま攻撃するが、ドフラミンゴには通じずウーシーが弾糸によって倒れ、水面に落下してしまう。その様子を見下ろし、頂上戦争の頃からルフィの実力を認めていたと語るドフラミンゴだが、危機感のなさを指摘、ローになぜルフィを選んだのか尋ねる。お前のようになりたくないとローに言い返されたドフラミンゴは怒り、わざとコラソンの名を出し、腑抜けでなければなぜ、つまらない死に方をするのかとローに狙いを定めた。
間一髪、背後からドフラミンゴに斬りかかるアブドーラとジェット。だが、討ち取ったかに見えたドフラミンゴの身体が糸のようにほどける。おどろく二人にローは、これが糸人形だと教える。水中から引き上げてもらったルフィは、ケリーを倒したのがドフラミンゴだと教えられ、それでは助けられたことになると怒る。さらに、キャベンディッシュたち始め、コロシアム軍団の海賊たちが2段目に到着していると聞き、いてもたってもいられない。一気に逆転しようと近道がないなら作ればいいと言うと。ゴムゴムの象銃を放った。
ドフラミンゴの手下たちを倒し、王宮へ進むコロシアム軍団。その足元が揺れ、地割れと共にルフィの拳が飛び出してきた。おどろきながらも各々3段目へと向かう海賊たち。倒すどころか足止めすらできない手下たちに怒りをあらわにするグラディウス。そして、アブドーラたちにウーシーの手当を頼み、ローを担ぐと一気に外へと躍り出たルフィ。一方、王宮へ向かうキュロスは懸賞金狙いの海賊たちに狙われたところを老人に助けられるが、どうか捕まってほしいと懇願され、振り切りながら必ずドフラミンゴを倒す決意を固める。
インヘルたちが工場の扉を開ける間、時間を稼いでセニョールを足止めすることを引き受けたフランキー。一方、王宮のある台地4段目では、ドフラミンゴの真意を確かめようと、ベラミーがひまわり畑を進んでいた。そして。王宮ではトレーボルたちにドフラミンゴはローと初めて会った日のことを覚えているかと尋ねていた。かつて、幼いながらも、いずれは自分の右腕になる男だと見込んでいたのに、自らの手で始末することを残念がる。10年前、ドフラミンゴの前に現れ、仲間に入れてくれと願い出た一人の少年。白い町で育ったと言い、長く生きられないと告げる。そんなローの姿をドフラミンゴは思い出していた。