敵のまっただ中に着地してしまったルフィたち。行く手を藤虎に阻まれるものの、ルフィが先制攻撃を仕掛ける。硬化させたルフィの拳と藤虎の刀が激突、どちらも一歩も退かない。一方、王宮のドフラミンゴの元へ、ルフィたちと海軍が交戦中との報せが届く。ドフラミンゴの対応を手ぬるい、始末は自分が引き受けると告げるピーカ。だが、ドフラミンゴはこのゲームこそ、国民にどちらの王が相応しいか選ぶゲームだとうそぶく。納得しかねるピーカ。その巨体に似合わない甲高い声に。こらえきれず手下の一人が笑ってしまう。
豹変したピーカは自分を笑った男を石の中に生き埋めにすると叫ぶ。べビー5はそれでは遺体すら探せないとピーカを止め、手下たちの始末を引き受ける。8歳で母を失い、父を10歳で手にかけたと自らの境遇を明かし、苦楽を共にした幹部は家族であり、笑うものは許さないと部下に告げるドフラミンゴ。一方、逃亡中のウソップたちは、ロビンの提案で、地形の変動で王の台地に隣接したコロシアムの壁を登ることにする。追手たちを食い止めるハックとバルトロメオ。タンクに危ういところを救われ、レベッカはリク王と再会した。
カン十郎の行方を捜し、スクラップ場へ続く穴に飛び降りた錦えもん。オモチャだった者たちに、何が起きているのか尋ねられる。まもなく轟音と共に大地が動き始めた。振動により建物が壊れ、人々は恐怖のあまり逃げ惑い、町はパニック状態になった。あまりの光景にルフィたちも声を失う。そして、激しい土埃と共にピーカが現れる。その大きさにおどろくルフィだが、ピーカの声の高さに吹き出してしまう。ピーカの手下たちはルフィを必死に止めるが、ルフィはがまんできず腹を抱えて笑い転げ、ピーカを怒らせてしまう。
声を笑われて怒りの形相のピーカは、ルフィを始末すべく動き始めた。もはや国中が混乱しており、逃げる人々に紛れマッハバイスとデリンジャーは王宮へ戻っていく。ただならぬ気配を感じる藤虎。ピーカはルフィたち目がけ、ゆっくりと拳を構えた。慌てて逃げ出すルフィだが、運の悪いことにガレキに鎖がひっかかり転んでしまう。ルフィの叫び声に振り返るゾロ。その目前でピーカの拳が唸りを挙げて大地に激突した。ゾロはすさまじい衝撃と土埃に吹き飛ばされながらルフィの身を案じ、その名を叫ぶ。はたしてルフィとローは無事なのか?