シュガーの気絶によりホビホビの呪いが解け始めた。慌てふためき、シュガーを起こそうとするトレーボル。しかし、すでに遅く、まもなくロビンや片足の兵隊をはじめ、国中のオモチャたちにされた者たちが元の姿へと戻り始めていた。その様子を見て、ルフィたちにSOP作戦の成功を伝えるヴァイオレット。地下の交易港ではキャベンディッシュをはじめ、バトルショーの参加者たちも自由を取り戻す。そして、各地では元の姿となった海賊たちが、今まで虐げられた恨みをはらすべく、ドフラミンゴ一味に逆襲を開始していた。
倒れたウソップの元へ駆け寄るロビンは、元の姿に戻れたことを告げ、作戦の成功を教える。レオたちから作戦成功を賞賛されるウソップだが、傷ついたその姿から、死んでしまったと勘違いされる。どうにか生きていることを伝え、すべて計算の上だと強がると、後は自分の仲間を頼れと言って倒れてしまう。一方、オモチャたちが元に戻ったことにより、シュガーにより消えていた人々の記憶も復活した。家族との再会を喜ぶ者、不幸な行き違いに悲しむ者、元に戻ったリク王軍の兵たち、みんなドフラミンゴへの怒りを感じていた。
ドレスローザ各地で起きた反乱はもはや手下たちだけで押さえられない。10年かけて築いたものを台無しにされ、怒り心頭のドフラミンゴ。各地に散らばる幹部たちも異変に気づく。何が起きたのかとおどろくバスティーユに、藤虎はこの国に潜んでいた闇の深さを伝える。記憶が戻りキュロスのことを思い出したヴァイオレット、リク王、そしてレベッカ。命を救われたにも関わらず、キュロスを忘れていたことを悔いるリク王。オモチャから元に戻ったキュロスはリク王を救うべく、窓から飛び出すとドフラミンゴへ強襲をかける。
すべてを思い出したヴァイオレットは、ルフィに兵隊こそがキュロスでありレベッカの父だと説明した。キュロスはオモチャにされた10年間、本当のことを告げられぬまま、娘であるレベッカの傍を離れず見守り続けていたというのだ。 コロシアムの銅像、伝説の剣闘士がキュロスだったと知っておどろくルフィ。すさまじい勢いで見張りの兵たちを倒し、ついに宿敵、ドフラミンゴを前にしたキュロスは、リク王に10年ぶりに助けに来たことを告げると、真のドレスローザを取り戻すと宣言、渾身の怒りを込めてドフラミンゴに斬りかかり、その首を討ち果たすのだった。