シュガーにタタババスコを食べさせるのに失敗、オモチャにされたロビンは最後の望みをウソップに託す。一方、デリンジャーや海兵たちを相手に暴れるフランキーだったが、このまま追手を連れて地下へ行けば、小人たちの邪魔になると考え、ここに踏みとどまることを決意する。トンタッタ族の小人たちのことを千里眼で見たヴァイオレットは顔を曇らせるが、ルフィはウソップがいるなら大丈夫と言う。そのころ、ウソップはこの場から逃げ出そうとしていたが、電伝虫が拾った小人たちが自分の名を呼んでいる音声を聞いてしまう。
トレーボルに痛めつけられ、負傷しながらもウソップの名を呼び続ける小人たち。その声は逃走中のウソップの耳から離れない。トレーボルはそこまで頼りにされるウソランドが誰なのか、その正体を聞き出そうとした。レオはウソランドこそ、囚われた仲間や、みんなを救ってくれる伝説のヒーローだと教える。トレーボルはレオたちが騙されているだけだと笑い、助けに来ないのが何よりの証拠とあざ笑う。なおもウソランドを罵るトレーボルが許せず、トレーボルを怒鳴りつけたレオは、ウソランドは嘘をつかないと言い返した。
どこまでもウソップを信じるレオはウソランドとの約束を明かし、ヒーローが自分たちを騙すはずがないと言い、これ以上侮辱することを許さないと怒った。他の小人たちも声をあげ、それらは電伝虫を通じて交易港で働くオモチャたち、そしてウソップの元へも届いていた。不気味な笑みを浮かべながら聞いていたトレーボルは、レオや小人たちの身体を次々と踏みつぶす。断末魔のような悲鳴が上がる。たまらず耳を塞ぎ、逃げ出そうとしていたウソップだったが、どこまでも自分を信じるレオたちを見捨てられず姿を現した。
ウソップの姿を見つけ胸をなで下ろすロビン。近づこうとする小人たちを遮り、ウソップは自分がウソランドなどではなく、海賊、麦わらの一味の狙撃手、ウソップだと明かした。それでもヒーローであることを信じるレオだが、ウソップから騙していたと言われ、大粒の涙をこぼす。トレーボルはウソップが戻ってきた事をバカにするが、ウソップは自分が死んだらノーランドの横に銅像を建てろと言い、レオたちに伝説のヒーローになってやると約束して、トレーボルめがけ必殺緑星を放ち、トレーボルにダメージを与えることに成功する。それを見た小人たちは歓声を上げ、ウソランドの名を叫んだ。