思わぬ形で憧れのルフィと遭遇したバルトロメオ。感激で言葉にならないものの、どうにかルフィを呼び止める。そのころ、地下にはなおも敗者たちが落下していた。困惑する敗者たちの中で、ドレスローザの軍団長タンクはリッキーに膝まづき、リク王ではないかと尋ねる。兜を脱ぎ自分がリク王だと認めるリッキー。タンクは涙を流してドフラミンゴに下ったことを詫びるが、リク王はヴィオラを守るためだとねぎらう。リク王との再会を喜ぶエリザベローは、リク王が消えて国同士のバランスが乱れ、戦争が絶えないことを嘆く。
サイやプーたちもコロシアムで戦った真の目的は、花の国の王に頼まれ、戦争を煽り、各国に武器を売りつけるジョーカーこと、ドフラミンゴの武器工場とそのルートを叩き潰すことだと明かした。以前とは違うのだとエリザベローを説得しようとするタガマと睨み合うタンク。すると突如、伸びてきた粘着液によりサイが上に連れ去られる。そして身体中を粘着液で縛られ身動きできないまま再び意識を失い、目が覚めるとおもちゃにされていた。サイは逆らうことができぬまま、トレーボルの命令で工場へ働きに行かされてしまう。
花畑では、ガンチョがトンタッタ族とリク王家との絆をロビンたちに語り始めていた。かつて海へ出たトンタッタ族は、人間により絶滅の危機に瀕していた。さらにドンキホーテ王家に騙され、過酷な労働を強いられてしまう。ドレスローザの富と繁栄が小人たちの犠牲で成り立っていたと聞き言葉を失うロビンたち。だが、空白の100年の後、誕生したリク王家により解放され、心から謝罪を受け、さらに償いとして必要なものを持ち出していいと許可をくれたという。それが妖精の仕業で、リク王が国民たちに定着させたのだ。
かくしてトンタッタ族とリク王一族との間には信頼が生まれ、豊かではないものの、笑顔が絶えない、緑豊かな国となった。だが、その平和も突如として舞い戻った、かつての王の子孫であるドフラミンゴにより破られ、暗黒の歴史が繰り返されようになり、すでにマンシュリー姫や仲間たちが捕えられていたのだ。しかし、ウソップがいれば100人力だと意気を上げるレオたち。コロシアムの中継画像を見たロビンは片足の兵隊にレベッカのことを尋ねた。レベッカの命を守るためなら命を失ってもいいと断言する兵隊。そして、おもちゃである自分こそが、レベッカの父親だと衝撃の事実を明かした。