ドンキホーテファミリーの幹部、アトアトの能力者ジョーラの急襲を受けたサニー号。男部屋の変わりようにおどろくナミたちだが、ジョーラのイメージの塊をぶつけられ、今度は自分たちがとんでもない姿に変えられてしまう。ジョーラに元に戻せと詰め寄るナミ。逆にジョーラはモモの助を渡せば元に戻すとナミに取引を持ちかけるが、従わないとみて、再びイメージの塊を投げつける。ナミが抜け穴の蓋でそれを防ぎ、みんなは甲板から逃れた。隙を見たチョッパーがソルジャードッグシステムを動かし、全員が海上へと脱出する。
自分たちが囮になってジョーラをサニー号から引き離そうとしたナミたちだが、勝ち誇るジョーラの思い浮かべたイメージにより、サニー号はとんでもない姿に変えられてしまう。さらにジョーラは待機中の潜水艦を呼び寄せた。逃げ場を失ったナミたちに、ジョーラはドフラミンゴの命令で、モモの助を誘拐、さらに船を奪いルフィたちを逃がさないようにしたと明かす。一方、コロシアムの選手控室では、負傷したリッキーがマスクを取るのを嫌がり、頑なに手当を拒むが、レベッカに治療を勧められ、おとなしく引き下がっていた。
白熱するCブロックの試合をよそに、恐るべき計画が進んでいた。ドフラミンゴが、無様な姿をさらしたベラミーにルフィ暗殺を命令してきたのだ。試合ではルフィに応援されたこともあり、ベラミーの心中は穏やかではない。そのころ、リング上ではブルータルブルの背に乗り、縦横無尽に大暴れするルフィに声援が集中していた。その人気ぶりを忌々しそうににらむキャベンディッシュに、ルフィを狙うなと暗に釘を差すバルトロメオ。だが、キャベンディッシュのルフィへの憎しみは深く、邪魔は許さないと言い返されるのだった。
リングでは、巨人族の戦士ハイルディンが、凄まじいパワーでライバルたちをなぎ払っていた。そして、メラメラの実を手に入れ、全巨人族の王になると息巻く。そこへ爆走するルフィとブルータルブルが足にぶつかってケンカを売った形になった。ハイルディンは盾で力まかせに押しつぶしにかかる。誰もがハイルディンの勝利を確信したかに見えたその時、土煙の中からルフィが現れた。倒れたブルータルブルの額にそっと手を置くと、無言のままハイルディンの正面に立って睨みつけるルフィ。観客が固唾を飲んで見守る中、ルフィはギア2を使い、拳を覇気で硬化させると、怒りの一撃をハイルディンに叩き込んだ!