ドフラミンゴと海軍大将藤虎に挟まれ、まさに絶体絶命となったロー。藤虎はシーザーがドフラミンゴの部下なら恩赦だと判断した。そして次にローについて言及する。藤虎はルフィと同盟を組んでいれば黒、部下ならば白で捕えないという。ひとまずローは時間を稼ぐため同盟だと答える。ならば逮捕すると藤虎が刀を抜いたその瞬間、上空から巨大隕石が落ちてきた。その場にいた全員が散り散りに逃れたかに思えたが、土煙が収まり、ロー、藤虎、ドフラミンゴの3人だけが足場と共に現れる。藤虎はほんの腕試しだと告げた。
コロシアムを離れ、片足の兵隊とお花畑へ向かうフランキーのもとに、ヴァイオレットと逃走中のサンジから連絡が入った。互いの無事を確認し、状況を整理するサンジとフランキー。追手が近くまで来ていることを知ったヴァイオレットは、サンジに工場がオモチャの家と呼ばれていると教え、場所を記したメモを渡す。裏切り者であるヴァイオレットの身を案じ、必ず逃がすと約束するサンジだが、錦えもんが飛び込んできて見失ってしまう。錦えもんはカン十郎を救うため、サンジにオモチャの家に同行してほしいと頼むのだった。
波乱のCブロックで順調に勝ち進むルフィ。その予想外の活躍は観客の心を掴み、声援を受ける。だが、土煙の向こうから狂暴な殺人牛ブルータルブルが現れた。かつて、コロシアムで死刑囚たちを相手に戦い、そのパワーと鋭いツノで半数以上を地獄送りにしたという伝説を持つ猛牛だ。楽しそうにブルータルブルを相手にし、素早く突進をかわすルフィ。正面から向かいあうが、ルフィの覇気でブルータルブルは完全に戦意を失う。ブルータルブルを気に入ったルフィは、背中に飛び乗ると両手を上げガッツポーズをとるのだった。
グリーンビットの森、地下のトンタッタ王国では、地上からの激しい振動を受け、小人たちがパニック状態となっていた。しかしウソップは、これは自分の覇気だと嘘をつく。感激する小人たちを前に、事情がわからず戸惑うロビンだが、ウソップが自分たちをあの、うそつきノーランドの子孫だと嘘をついていると聞いて呆れてしまう。ノーランドは400年前にトンタッタを訪れ、悪い大人間に困っていた小人たちに力を貸し、勝利に導いた伝説のヒーローだというのだ。その嘘を信じ込んだ小人たちは、決戦の日に現れたウソップに、ノーランドと同じく自分たちと一緒に戦ってほしいと言い出した。