たびはみちづれ、よはなさけ。 にんにくにきちとあさたろう、ふたりはじめたぶらりたび。
ざっとふりだすあめのおと、これはたまらんあまやどり。 そこにせんきゃくおんなのこ。みれば、こもものかどづけすがた。
このままぬれたらかぜひくと、さんにんとびこむ、ふるやしき。 ゆうれいなんかこわくない。つよがるすがたがふるえてる。
そのまにいつしかざんざかと、あめははげしく、ひはくれる。 そのときぴかっと、かみなりなって、しょうじにうつった、ばけねこすがた。
ぎゃっとさけんだあさたろう、ゆうれいやしきはほんとうか。
うらにうごめく、ひとのかげ。