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第 23 話

ゲームの館殺人事件 File.1

2014/09/13放送

  • 脚本:島田 満
  • 演出:政木伸一
  • 作画:渡辺奈月
  • 美術:市岡茉衣

はじめと美雪は山奥にある遊園地で遊んだ後、バス運賃が足りずに駅まで歩いて向かう。だが、途中で土砂降りに遭って美雪は雨で足を滑らせて転倒。はじめが足をくじいた美雪をおぶって駅へ向かっていると、最終バスが偶然通りかかる。はじめはバスを停めて乗せてほしいと運転手に頼み、運転手は躊躇しつつもはじめたちをバスに乗せる。はじめはお礼を言うが、運転手は背を向けたままだった。バスが走り出すと車内にガスが充満して乗客たちは眠りに落ちる。運転手だけはガスマスクをつけていた。
この後、はじめたちは廃病院のような建物の中で目を覚ます。そこにいる8人全員の顔にはお面がつけられていた。12時になると同時にテレビが点き、黒い覆面をしたゲームマスターと名乗る人物が映る。ゲームマスターは有無を言わさず、命を懸けた脱出ゲームを楽しんでもらうと皆に告げる。第一ステージは4桁の数字を答えるクイズ。正解して部屋から出られるのは1人ずつ。正解をテンキーに打ち込めばドアが開き、5分後にこの部屋は爆破するという。はじめたちは強制的にゲームに参加する事に。
はじめと美雪は正解がわかっていても互いに気遣って解答せず、その間に正解者は次々と外に出て行く。そして残ったのははじめ、美雪、霜村志保の3人に。志保は答えを教えてくれたら1億円あげるというメモをはじめに手渡す。死にたくない志保は切迫していた。次のクイズが出題されると、はじめは先に解答しろと美雪を説得し、美雪は解答して部屋を出る。この後、最後の問題が出題され、はじめは答えがわかったが志保に譲ろうとする。その時、出たがっていたはずの志保がはじめを外に突き飛ばす。
部屋に残った志保は生き残るのは自分と信じていたが、クイズが出題された画面に「GAME OVER」の文字。次の瞬間、部屋は激しく爆発する。志保の息子の霜村生馬は志保の遺体を見て絶叫する。婦人服メーカーの社長だった志保。生馬は取り乱して皆に八つ当たり。はじめは仲間割れしている場合じゃないと声をかけて皆を落ち着かせる。全員が力を合わせてゲームマスターに打ち勝たなければいけないのだ。
皆は冷静になると自己紹介を始める。生き残ったのははじめ、美雪、大学生の生馬、そしてゲームプログラマーの宝樹滋、スナック勤務の菊川梢、同じ店のママの麦林美佳とウェイターの杉本潤の7人だった。この後、ぬいぐるみから第二ステージの始まりを告げるゲームマスターの声。すると、ぬいぐるみが発火し、火は可燃性の薬がまかれた部屋に燃え移っていく。ゲームマスターは鍵と知恵の輪がからまったお面に手に取るように指示。鍵は知恵の輪で壁に固定され、知恵の輪を外せた者だけ鍵で外に出られる仕組みになっていた。はじめは真っ先に知恵の輪を外して美雪をサポート。はじめは最後まで残った生馬を外へと押し出して助けるが、自分は部屋から逃げ遅れて激しい炎に包まれてしまう…。

    

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