各話あらすじ

  • あらすじ一覧
  • 最新のお話

第 37 話

午前4時40分の銃声

2015/12/19

  • 脚本:島田 満
  • 演出:中島 豊
  • 作画:吉田 巧介 / 村上 勉
  • 美術:桐本 裕美子

まだ薄暗い午前4時40分。捜査一課刑事の雪峯美砂が殺害された。現場は雪峯の自宅マンションの寝室で、凶器は雪峯の所持拳銃だった。胸に押し当てる形で撃たれたにも関わらず、争った形跡はないことから、捜査本部は顔見知りによる犯行と断定。剣持によれば、最近まで雪峯と交際していた旅行会社社員の村山智彦の部屋から凶器の拳銃が発見されたため、村山を重要参考人として取り調べを行っているのだが、村山には鉄壁のアリバイがあるという。事件前日、オフだったため、趣味の自転車で1人旅に出た村山だったが、担当していた旅行ツアーで事故が起きたため、急遽真夜中に事故現場の千葉・館山に向かい、午前4時まで対応に追われていた。館山から雪峯の自宅まで40分で移動するのはどう考えても不可能であった。
 捜査状況を説明した剣持ははじめに真犯人逮捕に協力してほしいと申し出る。雪峯の新人研修時に指導したことがあった剣持は、なんとしても犯人を上げねばならなかったのだ。
 剣持とともに現場となった雪峯のマンションを調べていく中で、はじめは窓の外を見て、向かい側のアパートが半焼している事に驚く。そして、そのアパートの一室にははじめ達を眺めている不気味な男、奥嘉夫の姿が。雪峯が以前逮捕したストーカー犯の奥は雪峯を逆恨みし、出所後にこのアパートに引っ越し、雪峯に色々な嫌がらせをしていたという。
次にはじめと剣持が向かったのは村山のマンション。村山のマンションは雪峯のマンションと目と鼻の先にあり、そこではじめと剣持は村山の恋人の丸谷留奈が警官と揉めているのを目撃する。事件の前日に村山のマンションを訪ねていたらしい丸谷は雪峯には会ったことはないと言い張るが、その言動はどこか怪しいものだった。一方で、はじめは村山の部屋の裏側には私鉄の線路があり、さらに線路に面したトイレの窓から半焼したアパートが見える事に気付き、村山にも会わせて欲しいと剣持に頼む。村山は自らの無実を訴え、帰宅した時に誰かが入った形跡があったと証言。閉めたはずのトイレのドアが開いていたらしく、村山は恋人の丸谷が怪しいと疑っていた。村山をとられたとしつこく丸谷に電話をかけてきたという雪峯を、丸谷がカッとなって殺したのではないか。自分の彼女に罪を着せようとする村山に剣持は激怒する。剣持は雪峯の真面目な一面を知っているが故に村山がどうしても許せなかったのだ。村山智彦、奥嘉夫、丸谷留奈。一体、雪峯殺しの真犯人は誰なのか?はじめは現場の状況と証言からある可能性について考えていた。しかし、それは雪峯を知る剣持にとってあまりに酷な真相だった。

    

  • 金田一少年の事件簿R 2014年サイトはこちら!
  • 金田一少年の事件簿 前TVシリーズ番組サイト
  • 金田一少年の事件簿 スペシャル番組サイト
  • 金田一少年の事件簿 TVシリーズの視聴はこちら!
  • 金田一少年の事件簿 死神病棟殺人事件

ページの先頭へ