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第 34 話

薔薇十字館殺人事件ファイル3

2015/11/28

  • 脚本:冨岡 淳広
  • 演出:門 由利子
  • 作画:小松 こずえ
  • 美術:桐本 裕美子

青い薔薇の発表を理由にローゼンクロイツと名乗る謎の人物によって、薔薇十字館に集められたはじめ、美雪、高遠を含む招待客たち。彼らを待ち受けていたのは薔薇の花言葉に合わせて次々に起こる奇怪な連続殺人だった。
2人の犠牲者が出たことで招待客たちは恐怖に慄き、朝食にも毒が盛られていないかと疑心暗鬼になっていた。だが、高遠は一連の事件は無差別殺人ではないと断言してみせる。全滅させる気があれば、猛毒が塗られた薔薇に囲まれたこの館に火を放てば済むはず。「火」。その言葉に思わず、表情を強張らせる招待客たち。はじめはその様子から招待客たちには「薔薇」以外にも「火」という共通点があるのでは推理を巡らせる。
朝食も済み部屋に戻ろうとしたところで、はじめは高遠を呼び止める。この館に連れてきた理由を改めて問うたはじめに、高遠は言う。ローゼンクロイツの魔手から異母妹を守るためにローゼンクロイツが予期しない手札が欲しかったのだと。そして、父と母を失った自分にとって、ルーツを知る唯一の手がかりが異母妹なのだと。
再びローゼンクロイツから手紙が届いたのは昼前だった。はじめと美雪が受け取ったメッセージには午前11時55分に南端の部屋の外に来るようにとあった。南端の部屋は開かずの間。仕方なく二人が一度玄関ホールから外に出て、薔薇のアーチを慎重に通って南端の部屋を目指すことに。その時だった。突然、南端の部屋内から女性の悲鳴が!一瞬カーテンがめくれた先に見えたのは、禅田みるくの着物。はじめはドアを開けようとするが、やはり鍵がかかっている。はじめは駆け出す。南端の部屋に入るルートは一つだけ。1階ホールにいた白樹、地下ダイニングで何かを待っていた毛利、騒ぎを聞きつけ階段を降りてきた八重姫とジゼルとともに、南端の部屋へ急ぐはじめ。だが、部屋の前に佇む人影に息を飲む。そこにいたのは、高遠!
南端の部屋に足を踏み入れるはじめたち。しかし、すでに手遅れだった。赤い薔薇が散乱するその部屋で、みるくは背中をボウガンの矢で射貫かれ、亡骸となっていた。
「私を射止めて」という赤い薔薇の花言葉になぞらえられた殺人。招待客たちはそれぞれローゼンクロイツからの指示を受け、指定された時間、場所にいたと証言する。アリバイがないのは、地下の南端の部屋の前にいた高遠だけ。招待客たちは高遠こそ、一連の殺人の犯人であるとして、部屋に監禁しようとするが…。

    

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