神風怪盗ジャンヌ
第 20 話
1999/06/26放映予定
「元気に勇気が壊れた日」
脚本
金子ツトム
演出
今沢哲男
作画監督
為我井克美
美術監督
田尻健一

ある晩、まろんは両親が自分の元から去って行く夢を見る。 不安にかられる、まろん。だが、稚空の父・海生の言った「子を思わない親はいない」という言葉を思い出し、何か吹っ切れた様に元気になる。 まろんとして、ジャンヌとして、まるで自分の存在を確かめるかの様に活躍する日が続く。そんなある日、自宅に帰ってくると、留守電にメッセージが残されていた。それは、まろんの母・ころんからであった。 しかもその内容は、まろんにとって、決してあってはならないものであった・・・。

離婚を決意した母からのメッセージ。両親の仲が元通りになる事を頑なに信じてきたまろんは、ショックのあまり部屋から飛び出す。荒々しくドアを閉める音に、異変を感じた稚空は、カギのかかっていないまろんの部屋に入る。そして、何があったのかを察知した。稚空はまろんを探し始める。自分自身でも、何故こんなに必死なのか分からない稚空。思いつく限りの場所を探すが、まろんは見つからない。その途中で稚空は、偶然に都と水無月に会い、事情を説明し、2人の協力を得る。だが、それでもまろんは見つからない。もしかしたら、自宅に戻っているかもしれないという都の発案で、マンションに戻る三人だったが、そこにまろんの姿は無かった。

自分たちで探す事に限界を感じたその時、稚空はまろんの両親が、遊園地のメリーゴーランドの前で出会った事を思い出す。今は公園になっているその場所に、都は稚空一人で行ってほしいと言う。納得できず、親友の身を心配していないのかと、水無月に問い詰められた都は、さびしそうに言った。まろんが自分から他人に両親の話をしたのは 、稚空が始めてだと・・・。親友の自分すら知らなかった事を、知っていた稚空。都は、まろんとの間に、友情では埋める事の出来ない何かを、感じ取っていた。  

登場キャラクター(声優):日下部まろん/ジャンヌ(桑島法子)東大寺 都(松井菜桜子)名古屋稚空/シンドバッド(千葉進歩)フィン(西原久美子)アクセス(矢島晶子)東大寺氷室(千葉 繁)水無月大和(高橋直純)まろんの母:ころん(川島千代子)まろんの父(平田広明)名古屋海生(小野坂昌也)  

 
 
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