エピソード

第 28 話 胸がドキドキ!亜久里の夏休み!

2013/08/11放送
脚本:米村正二 演出:越智一裕/黒田成美 作画:高橋 晃 美術:田中美紀

トランプ王国を救うために、もう一段レベルアップしようと体力作りをするマナたち。その様子を見つめる1人の女のコに気が付きます。貧血を起こして倒れた亜久里に駆け寄ってきたその女のコは森本エルちゃん。亜久里のクラスメイトでした。そのエルに普段の亜久里の様子を聞くマナたちは、学校でも大人っぽく、正義感を持って過ごしているという亜久里が、クラスで友だちを作らず、孤高の存在でいることを知ります。そんな話の最中、気がついた亜久里は練習をしなければと焦りますが、マナは「今日は休みにしよう」と、みんなでお祭りに行こうと言うのでした。
友だちといることよりも優先すべきことがある、と反論する亜久里でしたが、やはり孤高でいた真琴に「みんなと付き合うことで多くを学べる」と諭され、マナからも友だちと過ごす時間は大切だと言われ、渋々お祭りに行くことに同意しました。その頃、リーヴァたちはなにやらキュアエースを倒すための作戦を思いついた様子…。一方のマナたちはお祭りへ。美味しそうな出店の数々、そして金魚すくいや射的などの遊びをみんなとやっていくうちに亜久里はエルに対しても心を開いていきます。
お祭りで色々と遊び回ったマナたちは、みんなでかき氷を食べることに。お祭りに誘うときにマナの言っていた「スペシャルなスィーツ」について考えていた亜久里は手にしたかき氷を特にスペシャルに感じない…と不思議そう。ところがエルの食べている抹茶あずきを一口もらったときに驚くほど美味しく感じます。「みんなで食べることでスペシャルになる」と笑顔を見せるマナに納得する亜久里。その時、お祭り会場にジコチューが現れます。エースを探すリーヴァたちに見つかってしまった亜久里とエル。エルを助けるために亜久里がピンチとなりますが、エルはそんな亜久里を助けようとします。
以前亜久里に助けられたことをずっと感謝していたエルは、今度は自分が助ける番だ、と叫びます。そんなエルの気持ちが届いた亜久里の心に友情が芽生えます。亜久里を信じて安全な場所で待つエルの想いを胸に強さを発揮するエース。自分を大切に想ってくれる人が傍にいることが愛と力を与えてくれると気づいたエースはジコチューを見事に浄化したのでした。戦いが終わり、仲良く手を繋ぎ花火を見る亜久里の表情は、年相応の女のコの素直な顔に。またひとつ、強さを手にしたプリキュアでした。

©ABC・東映アニメーション

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