交差点に突然ひろがった濃霧。デジモンの出現を感じたテリアモンは戦闘体制に入ろうとするが、リーは決して許そうとしない。駄々をこねるテリアモンを無理やり連れて帰ろうとするリーの前で着々とリアライズしていくデジタルフィールド。そしてデジモンが完全に実体化しかけたその瞬間……山木の放ったユゴスがデジタルフィールドごとデジモンを吹き飛ばした! 消滅していくデジタルフィールドを不満そうに見つめるテリアモン。そんなテリアモンをなだめながらも、リーはテリアモンのいつもの質問にまともに答えられなくなっている自分にも気がついていた。……ねえジェン、どうしてボクは戦っちゃいけないのさ? テリアモンは友達。友達が殺し合うところは見たくない。でも当のテリアモンは戦いたがっている。戦いを否定することは、デジモンであることを否定すること……。自分とテリアモンが出会った意味を求めて揺れ動くリー。だが運命は答えを出す時間を与えることなく、再び2人を戦いへと巻き込んでいく。……ユゴスで消滅したはずのデジモンが再び現れたのだ! 人間への復讐を誓い、街を暴れまわるデジモン。人々を守れるのは自分とテリアモンしかいない。極限の状況でリーがたどりついた結論とは!? 今こそ決断の時……!!! 「ボクはデジモンなんだよ……ジェン」
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