DIGIMON SAVERS TOPへ戻る STORY
ストーリー スタッフ・キャスト キャラクター 次号予告 各話のあらすじ 掲示板
ストーリー
各話のあらすじ一覧に戻る

第 20 話 『 母親を救え、イクト ハグルモンの檻 』 2006/08/26
脚本 山口亮太  演出 佐々木憲世  作画監督 竹田欣弘  美術監督 清水哲弘

イクトの両親が日本アルプスにいる…。長官からその事実を知らされたマサルとヨシノは、イクトとファルコモンを連れてその地に向かおうとしていた。だが父『野口憲治』は、母『美鈴』のいないところで意外な態度に出る。「イクトが生きている事が解れば充分です。どうか、お引取り下さい…」。実は美鈴は、イクトを失ったショックから10年経ってようやく立ち直りかけているところ。だから今はそっとしておいて欲しいと言うのだ…。
再会が受け入れられないのはイクトもまた同じだった。彼にとって母親はユキダルモンだけ。それに、今まで敵対していた人間の、しかも母がいるなどと信じたくはなかったのである。だから母と対面する前に逃げ出し、彼を説得しようとするファルコモンにもイライラをぶつけてしまう。頑なまでに母を認めようとしないイクト。それが寂しいファルコモン。兄弟のように育ったファルコモンは、意固地になるイクトが不敏でならない…。
事件が起こったのは、そんな最中の出来事だった。美鈴の「イクトに逢いたい」という深層意識が、ハグルモン(成長期)を人間界に呼び込んでしまったのである!! 美鈴を取り込みつつ、イクトが幼少時に抱いていたブリキのロボットに寄生するハグルモン。それは巨大化し、まるで母を求めるように日本アルプスの山中を踏み荒らす!! 美鈴がハグルモンの中に取り込まれたことを憲治から知らされたマサルたちは、どうにか助けようとするが…!!
「…ママ!?」…ブリキのロボットを見たイクトが、10年も前の幼少時の記憶を甦らせた!! それでもまだ母を認めようとしないものの、彼は明らかに動揺している様子…。しかもハグルモンを撃破した後、今回の事件の責任を野口夫妻に問いに来たDATS上層部を前にしたイクトは、すべての責任は自分だと発言。人間を滅ぼしに来た正義のデジモンだと言い放つと、自ら悪役を買い、そのままいずこかへと姿を消してしまう。彼の中で、確実に何が変わろうとしていた…。

©本郷あきよし・東映アニメーション ©BANDAI ©本郷あきよし・東映アニメーション・フジテレビ