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第 11 話 『 親子の絆を取り戻せ イビルモンの幻惑 』 2006/06/18
脚本 稲荷明比古  演出 山田徹  作画監督 武田欣弘  美術監督 渡辺佳人

アグモンがつまみ食いをしたせいで、新たな「おやつ」を調達することになったマサル。どうしようかと思案した結果、彼は日本一ウマいと評判の『しらとり庵』へと出かけることにした。いくらテレビで取り上げられた人気の和菓子店とは言え、ここは友だちの家。ひとつくらいは大丈夫だろうと思っていたのである。だがその期待は、意外な形で裏切られてしまった。何と現在、店は休業状態らしいのだ…!!
テレビで取り上げられていた頃は行列ができる程だったのに、母の急病で半月店を閉めただけで、あっという間に客足が遠のいた…。しかも、追い討ちをかけるように父が借金まみれになり、今では営業再開も絶望的。哀しそうにそう語ったのは、マサルの友人『耕一郎』である。自分もいつか、父のような饅頭職人になりたいと夢を描いていたのに…。そんな中、ギャンブルにのめり込んでいた父が、一夜にして大金を掴むという不可解な出来事が発生する。
耕一郎の気持ちも考えず、ギャンブルで大勝ちを続ける父親。お陰ですっかり饅頭作りを忘れ、遊び呆けるようになっていた。そんな父の姿に、饅頭作りの技術を父に教わり、また『しらとり饅頭』を作りたいと考えていた耕一郎は絶望していく…。だがそこで驚くべき事実が発覚した。影で父親を大勝ちさせていたのが、イビルモンと三匹のピコデビモンだった事が判明したのだ!!  しかも彼らは、父親の願いを叶えただけだと言い放ち、「人間は勝手だ」とつけ加える。
デジモンを倒し、再び父と子の絆を取り戻させたマサルは、この現象から「人間の心がデジモンに影響している」という事を発見した。ヨシノの幼なじみの事件も、知香の時も同じ、人間の強い願いがデジモンを動かしていたのである。だがすでにその事実に気が付いていたトーマは、事態はそれ以上に深刻だという事を言い放ち、DATS全支部に非常通達を発令させた。果たしてトーマが掴んだ事実とは!? この世界で何が起こっているのか!?

©本郷あきよし・東映アニメーション ©BANDAI ©本郷あきよし・東映アニメーション・フジテレビ