第 4 話 2003/04/27 100人の魔物の戦い

脚本
大和屋暁
演出
地岡公俊
作画監督
浅沼昭弘
美術監督
清水哲弘

何とか戦いには勝利したが、「こいつは化け物なんだよ・・・。」細川の言葉にショックを受ける清麿。そして、ガッシュもとうとう気付いてしまった。自分の口から電撃が出ること、普通の子供とは違うということを・・・。それ以来、落ち込むガッシュにどう声を掛けていいのか分からない清麿は戸惑い悩む。ギクシャクしてしまう二人。

学校帰り、清麿はガッシュが公園で近所の子供達に雷が出せると自慢しているのを見つける。ガッシュ一人で出せるはずもない。が、そんなはしゃぐガッシュを見て、清麿は思わずキツイことを言ってしまい、口論になり立ち去ってしまう。しかしそれはガッシュの精一杯の強がりだった。 「化け物だけでは、辛すぎるではないか・・・」

清麿が一人家に戻ると、来訪者は突然現れた。黒い本を持 った少女・シェリーとその魔物の子・ブラゴ。彼女は戦うのではなく話し合いに来たという。記憶のないガッシュに代わりシェリーはことの始まりを説明する。この世には人間界とは別のもう一つの世界・魔界があり、千年に一度、 魔界の王を決める戦いが人間界で行なわれる。魔界で選ばれた百人の子供達は、本と共に人間界へ送り込まれ、王の座をかけ最後の一人になるまで戦い、互いの本を燃やし合わなければならないのだ。

そして本を燃やされた子供は王になる資格が失われ、魔界へ強制送還されてしまうという。シェリーはガッシュもその魔物の子供の一人だと言った。魔物の子供達の過酷な運命を知り、清麿は驚愕する。そして、「あの子供と一緒にいても、あなたには災いしか降りかからないのよ!!」シェリーの鋭い言葉に、帰ってきて影でこっそり聞いていたガッシュは、絶望の淵に立たされてしまうのだった・・・。