第 29 話 2003/10/26 激闘!遊園地バトル 

脚本
広平 虫 
演出
吉沢孝男 
作画監督
信実節子
美術監督
渡辺佳人

恵達との約束の時間よりだいぶ早く、遊園地に着いてしまった清麿とガッシュ。ただ待っているのも退屈だし、と先に中を見て回る事にする。身長制限120センチのせいでスーパーシャトルに乗れず、泣き叫ぶガッシュ。その時、 清麿の耳にシャトル乗り場で地団駄を踏んでいる子供の声が聞こえて来る。魔物の子パピプリオ、本の持ち主・ルーパー、そしてヒゲとその魔物・ゾボロン達が騒いでいた。 ヒマラヤ山中で出会った彼らは互いの弱点を補い合うべく コンビを組み、敵を探して日本へとやってきていたのだ。

おかしな奴等がいるな・・・と清麿が思ったその時、乗せてく れないなら壊してやる!とパピプリオがシャトルを壊そうとしている、ルーパーの手にあるのは魔物の本!清麿は反射的にザケルを唱え、彼らを空のプールへとおびき寄せる。パピプリオの攻撃は口から液体を発射する・ダレイ ド。ガッシュは彼らの先制攻撃を足に浴びてしまう。一方、ゾボロンの放つ光球・ドグラケルを避けたと思った瞬間、ガッシュの動きが止まる。ダレイドは動きを封じるためのものだったのだ。動けなくなったガッシュにドグラケルが迫る!!

間一髪、当たる寸前にガッシュのクツが脱げ、なんとかドグラケルをかわす二人。一緒にいては相手の格好の的。相手の注意力を分散させようと二手に分かれ、反撃を試みる清麿とガッシュだったが、猛スピードで突っ込んで来るルーパーとパピプリオに行く手を阻まれる。隙をつかれ、ルーパーに投げ飛ばされる清麿。目前に、ゾボロンのドグラケルが!!ガッシュの捨て身のタックルで何とか危機を逃れた清麿。敵の絶妙なコンビネーション攻撃に愕然とするが、清麿はふとある事を思い出し、空に向かってザケルを放つ。

清麿の行動を追い詰められての錯乱行動ととらえたヒゲは、とどめを刺さすべく追尾型の光球・オル・ドグラケルを唱える。その威力はラシルドをも破壊してしまう。さら にポレイドの毒により、体がしびれて動けなくなってしまったガッシュをオル・ドグラケルが襲う。「マ・セシル ド!!」二人の目の前に現われた巨大な盾。それはティオの守りの術。空を駆けのぼる電撃は、恵とティオに自分たち の居場所を知らせるためのものだったのだ。「さ、一緒に戦 いましょう!!」今、強力な仲間を得た清麿達の第二戦が幕 を開ける!!