第 137 話 2005/12/18 呪いのタイムリミット 封印を砕け! 届けガッシュの想い

脚本
隅沢克之
演出
地岡公俊
作画監督
山室直儀
美術監督
渡辺佳人

恵やアリシエたちをリオウに囚われはしたものの、どうにか清麿たちはめざす部屋へと辿り着いていた。ここはファウードを魔界に還すための装置がある部屋。リィエン・アリシエ・ニコル(チェリッシュのパートナー)にかけられたリオウの呪いを解き、しかもファウードを魔界に還すという、一見不可能にも思える作戦を達成するための部屋なのである!! ここで清麿は、アースに魔界の文字を教えてもらいながら、装置を司るシステムをマスターしようと全力を尽くしていた。そしてガッシュたちは、来たる戦いに備え、できる限りの体力回復に努める。

呪いがアリシエたちの命を奪うのは日の出だから…残るタイムリミットは、あと4時間!! 幸いこのシステムにはタイマー機能が内臓されているため、鍵を破壊し、アリシエやリィエンを救ってからここに戻って来る必要はない。ファウードの鍵があるところまでは、ウマゴンが全力を尽くせば40分程度で清麿たちを送り届けることができるだろう。従って、残りの3時間20分でシステムを設定すれば目的は達成できる!! だがひとつ問題があった。返還装置を作動させるためのエネルギーチャージに時間がかかり、封印の鍵を破壊して90分間はファウードの足止めをする必要があるのだ!!

とりあえず、やるべき事はすべて明確になった。安心する一方、計画を完遂することを考え、緊張感に包まれる一同。それでも、エリー&アース、サウザー&カルディオという新たな戦力を加えた清麿たちは、順調に事を進めていく…。一方のリオウたちも、ファウードの封印を解こうと勢ぞろいしていた。リィエンたちやアリシエらのように、呪いで仕方なく従わされている者…。キースやロデュウのように、ファウードの力を横取りしようとする者たち…。そしてすべての元凶であるリオウ…。それぞれの思惑が交錯する中、ついに作業が開始される!!

リオウたちは、ファウードの鍵めがけ、精一杯の術を放って鍵を破壊しようとしていた!! だが、パワーが足りずに苦戦を強いられてしまう…!! 清麿たちはまだ来ないのか!? リィエンやアリシエたちの呪いを解くために、駆けつけるのではなかったか!? 不安に苛まれるウォンレイ。だが、それをリーヤが諭す。つべこべ言わず、清麿たちを信じよう。彼らは絶対に来る!! …と。そして、パワーが限界に達しようとしていた時、ついにウマゴンとカルディオが現われた!! 背中には清麿&ガッシュ、エリー&アース。そして彼らの渾身の一撃を加え、魔物たちはついにファウードの鍵を破壊する!!