第 129 話 2005/10/23 奇跡の新呪文 ディマ・ブルク ぼくは弱虫じゃない!

脚本
大和屋暁
演出
貝澤幸男
作画監督
山室直儀
美術監督
徳重賢

「これで…一体消えた」…キースの一撃を食らったキャンチョメが、パートナーのフォルゴレ、そして清麿やガッシュの眼前で力尽きた!!既に体力の限界に達していたキャンチョメは、ダメージを押してキースに立ち向かい、新たな呪文をフォルゴレが発動したにも関わらず倒れてしまったのである!! そして、消滅…と思われた瞬間、もうひとりのキャンチョメが叫んだ。「キャンチョメ、死んじゃイヤだァァァァァ!!」…と。何と、フォルゴレが発動した新呪文の効果で、キャンチョメが分身していたのである!!

今しがた倒されたのは、分身したキャンチョメのひとりに過ぎなかった!!幾人もの分身を生み、強気に出るキャンチョメ。しかし、どうも様子がおかしい。皆、本体を残してクモの子を散らすように逃げ出してしまったのである。もともと気弱なキャンチョメの、せっかく生まれた勇気までは分身しなかったのだろうか…。とにかく、このままではキャンチョメたちを戦力に数えることはできない…清麿とガッシュは、キース&ブザライの2組の魔物コンビを前に、彼らだけで立ち向かおうとする。

「ヤメろ!! フォルゴレに手を出すな!!」…清麿とガッシュが倒れ、大好きなパートナー・フォルゴレが風前の灯火となった時、爆発したキャンチョメの感情が奇跡を起こした!! 気弱だった分身たちが、キースの強力なパンチを受け止めたのである!!そればかりか、すっかり勇気を自分のものにしたキャンチョメの強い意志が分身たちをつき動かし、猛烈な反撃を開始したのだ。この複数攻撃には、さすがのキースも手も足も出ない。しかもそのパートナー・ベルンが心の力を使いすぎたため、ロクな攻撃ができなくなる。

このチャンスを清麿が逃すはずがなかった。キャンチョメがキースを封じている間に、もうひと組の魔物ブザライとそのパートナー・カーズに反撃を開始したのである!!その頃、恵・ティオ・サンビーム・ウマゴン・エルのグループにも新たな刺客が迫ろうとしていた。その影に気付いたのはウマゴンのみ。果たして…!!一方、キャンチョメたちのバトルにも驚きの展開が訪れていた。「もう、キッドのように大切な誰かを失うことなんてイヤだ!!僕が守るんだ!!」…ピンチに陥ったガッシュを見たキャンチョメが、これまでにないパワーを発揮してキースたちの陣営を圧倒し始めたのである!!