第 125 話 2005/09/25 非情なるリオウ 呪われし魔物 いざファウードへ

脚本
山田隆司
演出
深澤敏則
作画監督
信実節子
美術監督
渡辺佳人

謎に包まれた魔界の建造物「ファウード」を巡って、魔物たちの動きが加速度的に慌しくなっていた。ファウードの鍵を破壊するために強力な術の保持者を求めていた魔物「リオウ」は、半ば強引なやり方でその人員を集めようとしており、自身が得意とする呪術で強制的に魔物を取り込んでいたのである。「呪いをかけられた者は四日以内に命を落とす」…そして今まさに、ガッシュたちの味方として共に戦ったこともあるリィエン&ウォンレイ、リオウに反発するエリー&アースのコンビにその魔手が伸びる!!

魔物のウォンレイは、妻でありパートナーでもあるリィエンに呪いをかけられ、既にリオウに屈している状態。リオウの誘いを断ったアースも、目の前でエリーに呪いをかけられ、それでも健気に抵抗する彼女に従おうとしている。そしてその状況は、ナゾナゾ博士からの電話を通じて、日本の清麿にも知らされていた。ファウードを現地調査するために仲間たちに連絡を取り始めていた彼は、リィエン&ウォンレイと連絡が取れなくなっていたことで、ナゾナゾ博士に2人の状況を調査してもらっていたのである。

あれは…以前戦ったロデュウとチータじゃないか…リィエン&ウォンレイが失踪する直前に接触したと言う人物の似顔絵を見た清麿は、悪い予感が的中してしまったと実感していた…。しかも焦りを感じていた彼の元に、謎のメッセンジャーが現われる。メッセンジャーは告げた。魔界の建造物が「ファウード」と呼ばれていること、リィエン&ウォンレイがリオウという黒幕に屈してしまったこと、呪いの効果が続く4日間ですべてが終るということ…未だ意味不明な言葉はあったものの、事態が予想以上に切迫していることを清麿が認識するには充分な内容だった。

そして今、清麿からの連絡を受けたすべての魔物とそのパートナーも、ファウード探索のための動きを開始していた。芸能活動を一時休止して旅支度を始める恵&ティオ。ファウードの映像を見て恐怖心に取り付かれたキャンチョメを元気付けようとするフォルゴレ。パワーアップを図るサンビーム&ウマゴン。新たに仲間に加わったエル&モモン。チェリッシュ探しの旅を一時中断し、協力を決意してくれたジード&テッド。サポート準備に忙しいアポロ。さらに、デュフォー&ゼオンという別のコンビも独自に行動を開始する。彼らが目差すのはファウード、タイムリミットは…4日だ!!