第 106 話 2005/05/08 ピンチ到来 逆襲のQ! 全呪文封殺!?

脚本
隅沢克之
演出
上田芳裕
作画監督
出口としお
美術監督
清水哲弘

清麿とガッシュを倒すために日本にやって来た魔物の刺客。それは超天才児のグラブと、彼のパートナー・コーラルQだった!! グラブは、パソコンと超頭脳を駆使して清麿とガッシュのデータを分析するID戦術家。方やコーラルQは、無敵のロボットを気取る変形・合体型の魔物だ。空飛ぶブリを使ってまんまとガッシュをおびき寄せたグラブたちは、ガッシュが習得したすべての術を熟知していると自信満々で勝利宣言する。だがその一方で、珍妙なダンスを披露したり、隙だらけですぐに泣き言を言ったりと、見掛け倒しのポンコツぶりを発揮していた…。

「オレたちの術がすべて効かないだと!?」…グラブたちの勝利宣言を受け、清麿は明らかに動揺していた。しかも彼らはティオやウマゴンのことも調査済みらしく、ガッシュを倒した後は順番に始末していくとも豪語する。もはや調査し尽くされたデータに一瞬躊躇する清麿。それでも最初はザケルガを喰らわせることもでき、本を燃やす寸前まで追い詰めることに成功した。だが本格的に術を使われ始めると、次第に押されて行くようになっていく…。ザケルガを跳ね返す「ビーザム・ロボルガ」形態に変形したり、2弾式のミサイルを発射したりと、コーラルQは意外と侮れない!?

一瞬早くガッシュが盾になってくれたお陰で、清麿はどうにかミサイルの餌食にならずに済んだ。その様子から、ガッシュが強くなっていることに気付くグラブ。彼はコーラルQのデータをアップデートする必要性が出てくると考え、20%のパワーアップを決断した。そしてデータの書き換えに必要な3分間を得ようと、ガッシュのおびき寄せに使ったロボット・ブリを再び持ち出して、かく乱させようとする。清麿はともかく、ガッシュは容易くその陽動作戦に引っかかってしまうが…!?

サンビーム&ウマゴン、そして鈴芽がお互いに清麿&ガッシュを探して走り回っていた頃、ガッシュはブリがロボットである事にようやく気付いていた。だが時すでに遅く、データの書き換えは完了した後…。コーラルQは得意の変形能力をフルに活かし、まずは「ムロム・ロボルク」のゴムロボ形態でジケルドの磁力効果を打ち消し、そして「ディゴウ・ロボルク」のバイク形態でラウザルクによるスピードアップ効果を封じていく…。もはや「ザグルゼム」と「バオウ・ザケルガ」しか使える術がなくなったガッシュたちは…!?