Yes!プリキュア5

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第 11 話 『のぞみとココの熱気球』 2007/04/15
脚本:成田良美  演出:岩井隆央  作画:飯島秀一  美術:行信三 長恵美子 

数学の小テストで18点を取ってしまったのぞみ。平均点は80点なのに、これはあまりにも酷すぎる。しかももうすぐ中間テスト。このままでは、果たしてどうなるか…。そこで仲間たちは、のぞみを心配して勉強会を開くことにした。場所はもちろんナッツハウス。学年トップのかれんを筆頭に、全員で学力アップを図ろうとするのが狙いだ。しかし、授業だけですべて頭に入れてしまうかれんとは反対に、のぞみにはまったく集中力がない。仲間たちが真剣に取り組んでいる間も、勉強より大空に浮かぶ熱気球を眺めてしまう…。

かれんに「どこが分からないの?」と聞かれても、のぞみは「どこが分からないかが、わかんない~」と早くも弱気モード。みんなが勉強を終わらせてお茶をしている間も、ひとり参考書と格闘していた。仲間たちはそんな彼女にヤル気を出させようと、「プリキュアをやっている場合じゃない、しばらくは4人で活動しよう」と焚きつけようとするが、それが裏目に出てしまう。ショックを受け、ナッツハウスを飛び出してしまうのぞみ。心配し、彼女を追うココ。ナッツは、ココなら大丈夫だとかれんたちに言うが…。

ナッツによれば、ココは王国にいる時から面倒見が良かったらしい。そんなココなら、きっとのぞみの悩みにも応えてあげられる。その言葉を信じ、のぞみに厳しくしすぎた事を反省するかれんたち。その頃、ココに説得されていたのぞみは、彼の提案で熱気球の見学に訪れていた。体験コーナーで熱気球に乗り、少しだけ機嫌を直すのぞみ。ココはそんな彼女に告げる。「のぞみの気球は、今、地上で空気を入れているところかな」…と。可能性という名の気球は、色々なものを見たり体験したりして膨らむ。テストは、その気球をより膨らませるもの。将来の夢ができた時、もっと高く飛ぶためのものである…と。

ようやくヤル気を出したのぞみだったが、人より覚える事が遅いのは大きな不安。しかし、それに対してもココは優しく言った。「回り道しても、時間がかかったとしてもいいんだよ。それに、力になってくれる友だちがたくさんいるじゃないか」…これで完全に立ち直ったのぞみは、突如現れたアラクネアとコワイナーを、迎えに来た仲間たちと力を合わせて撃退。みっちりと勉強し、期末テストに挑んだ。結果は相変わらず低空飛行のままではあったが、落第した教科はなし。歩みはゆっくりだけれど、これからも勉強を続けていく事を宣言するのだった。

(C)ABC・東映アニメーション
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