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第 98 話 『隠された修行食材!一龍からの緊急指令!』

2013/03/31 放送

脚本:高橋洋一  演出:中尾幸彦  作画:榎本勝紀  美術:今野慎一 

世界中の食材を独占、支配しようとする美食會。IGO会長・一龍はその本拠地へと赴き、美食會のボス・三虎に、近く現れる伝説の食材・"GOD"を分け合おうと提案する。しかし三虎は独占を譲ろうとはしなかった。結局、交渉は決裂。一龍はIGOへ戻り、やがて訪れる戦いの時へ向けて、準備を開始するのであった。一方、メテオガーリックを手に入れ、遂に五つ目までの修行食材を捕獲し終えたトリコ。次なる目的地は、第六の修行食材があるというロストフォレスト! …なのだが、事はそう簡単ではなかった。というのもロストフォレストは余りに広大で、食材を手に入れようにも、その具体的な位置がわからなければ探しようがないのだ。
さすがにココの占いも、食材の場所を特定するまでには至らない。そこでまずトリコは修行食材の正確な場所を知るべく、食材専門の占い師を求めて、職人が集う匠の森・スキルガーデンを目指すのだった。と、その行く手に、森を荒らす猛獣・デビルプラントホースが立ちふさがった。猛獣の素早い身のこなしに翻弄されるトリコであったが、機転を利かせ、見事これの撃退に成功! するとそこへ、一人の覆面プロレスラー風の男が現れた。彼こそがトリコの探していた人物、寿司職人にして食の占い師・モンチーであった。さっそくトリコは修行食材の場所を占って貰おうとするが…。
さて数日後。トリコと小松は、大海原のド真ん中に浮かぶ第二ビオトープへとやってきていた。ここは魚介系食材専門の研究所で、一部エリアは水族館として楽しむこともできるIGO施設なのだ。しかし笑顔の小松に対し、トリコは浮かない顔…。その悩みの種は、なんと恵方巻きの具についてだった。実はモンチーの占いは少し変わっていて、恵方巻きを向ける方角で食材を占うのだ。その精度は百発百中。ただし、占う内容によって恵方巻きの具材の種類と量が変化するので、まずはそれを仕入れて来なければならないらしい。そこでトリコは何か良い具材がないかと、第二ビオトープへ探しに来たというワケだ。
しかし、こうして魚たちを眺めていても、どれもいまいちピンとこない。ロストフォレストほどの対象を占うとなると、もっとインパクトのある目新しい具材が必要なのだ。そんな悩めるトリコの前に、IGOの職員が現れた。なんと、グルメ世界遺産候補にもあがる程の名所・鍋池が凍ってしまったらしい。その報告に仰天するトリコ。アツアツに沸騰する極上のダシ汁で満たされた鍋池が凍るなんて、滅多にあることではない。そして続くIGO職員の言葉は更に驚くべきものだった。この機会に、鍋池の主・マダムフィッシュを四天王全員で捕獲するよう、一龍から緊急指令が下されたのだ…!

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