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第 94 話 『クライマックス!残された最悪の食材!』

2013/02/17 放送

脚本:田口智子  演出:志水淳児  作画:爲我井克美  美術:今野慎一 

修行食材・メテオガーリックを手に入れるため、神経衰弱に似たカードゲーム・グルメテイスティングで、地下料理界のボス・ライブベアラーと戦うことになったトリコと小松、ココ。一行はチームを組んでライブベアラーに挑むも、イカサマによって序盤から大きくポイントを離されてしまう。だが、なんとかジョーカー食材の般若パンダを倒すことに成功し、410点差まで追い上げるのだった。続けて更に、トリコチームはジョーカー食材のニトロチェリーをヒット。これを完食できれば逆転の可能性は一気に高まるが、なんとニトロチェリーは、少しの刺激で爆発する超特殊調理食材であった。
専用の器具を使って調理に挑む小松であったが、設けられた短い制限時間内に仕事を終わらせることはできなかった。だがタイムリミットを迎える直前、まだ調理の終わっていないチェリーをトリコが飲み込んだ! とたん、体内で爆発が起き、深いダメージを負ってしまうトリコ。しかし、そのお陰でチームは般若パンダに続き、ジョーカーの効果であるカード交換権を得るのだった。トリコらが貰うのはライブベアラーの200点のカード、そして差し出したのは般若パンダ250点であった。一見、無意味どころか損な交換に思えるが、このゲームでは食材を完食できなかった場合、相手側に得点が入る。そう、ココは般若パンダの再取得を狙っているのだ。
そしてココの思惑通り、ライブベアラーは般若パンダを「捕獲が面倒くさい」という理由でギブアップ。得点はトリコチームに入りポイント1290対1240と、遂に逆転を果たすのだった。だが手番が移るや否や、ライブベアラーは恐ろしい麻薬食材を悠々と完食。トリコらは再び点を上回られてしまう。更に、この時点で残るカードは四種類・合計80点。対し、点差は130…。つまり、どんなに頑張ってもトリコらの逆転は不可能となってしまった。しかしココの表情に諦めの色はなく、戻って来た手番で三種のカードを完食し、ライブベアラーへとターンを回すのだった。残る食材はただひとつ、猛毒を含んだ食材・ポイズンポテトのみ…!
ポイズンポテトは、ココでさえ無毒化できない程の超特殊調理食材だ。食べれば死、食べずにライブベアラーがギブアップを続ければ、いくら点差があろうとトリコチームの勝利となる。これこそがココの作戦の終着点。今までの仕掛けは全て、この必勝の状況へ仕向ける為にあったのだ。しかし、なんとライブベアラーはそれさえも見抜いていた! 実はこのゲームには、ライブベアラーが食べられない物は入っていないと言うのだ。もちろん、ポイズンポテトでさえ例外ではない。勝ち誇るライブベアラー。だが、ココは冷静に告げる。「早く食べればいい。最後の食材を。ただし、人生最後のな…」

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