各話あらすじ

第 92 話 『ココの策略!勝負を決めるハズレ食材!』

2013/02/03 放送

脚本:高橋洋一  演出:中尾幸彦  作画:榎本勝紀  美術:今野慎一 

修行食材・メテオガーリックを手に入れるため、トリコと小松、ココは、地下料理界のボス・ライブベアラーとギャンブルで戦うことになった。賭けるモノは過去の食事の記憶。そして勝負の方法は、神経衰弱に似たカードゲーム・グルメテイスティング!伏せられたカードをめくって揃え、描かれた食材を完食、最終的にポイントの高い方が勝ちというルールだ。一行はゲーム担当にココ、調理に小松、そして完食にトリコと役割を分担し、ライブベアラーに挑む。先攻を取ったトリコチームは、2ターン目を終えて310ポイントを取得。手番は現在220ポイントを獲得しているライブベアラーへと移る…!
1ターン目同様、ライブベアラーは迷うことなくカードを引き当て、次々とポイントを重ねていく。その様は不自然なほどだが、それもそのはず、実はライブベアラーの目には特殊なコンタクトレンズがつけられており、伏せられているカードの食材とポイントが見えるようになっているのだ。カードを当てるも外すも自由自在…。もちろんライブベアラーは効率よくヒットさせ、どんどん得点を伸ばしていく。対し、ココは連続で外してしまい、5ターン目を終えた頃には340対1190点という大差をつけられてしまうのだった。不安げにココを見つめるトリコと小松。だが、眼差しを受け止めるココの表情に焦りはなかった。
このグルメテイスティングは、一見するとポイントを競うゲームに見える。しかしココは、勝機は違う所にあると気付いたのだ。ゲームで使用されるカードは大まかに分けて4パターン…、つまり通常カード、食べやすく得点の高いアタリカード、完食が不可能に近いハズレカード、そしてジョーカーである。グルメテイスティングは、うち、ハズレカードをいかに避け、リタイアしないかが重要なのだ。これまでココがカードを外していたのも、全てはハズレカードがどんな食材なのかを把握するためであった。そして、ライブベアラーが取得を避けている最悪のハズレカードを見つけ出さねばならない。勝利の鍵は必ずそこにあるのだから…!
やがて迎えた7ターン目。ライブベアラーがワザとカードを外し始めたため、得点は変わらずの850点差であった。残るカードは9種18枚。遂に全てのカードを把握したココが勝負に打って出る。ハズレカードは、食べると体内で爆発するモノや猛毒を持ったモノなど、どれも恐ろしい食材ばかり…。その中でココが選んだカードは、250ポイントの般若パンダ!完食できれば大きく点差を詰める事ができるが、勿論それは簡単な話ではない。般若パンダはレベル80を誇る超強力な猛獣であり、それをまずは食材として捕獲しなければならないのだ。とはいえ、やるしかない。逆転の口火を切るべく、強敵にトリコが立ち向かう!

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