各話あらすじ

第 91 話 『デッドヒート!ココVSライブベアラー』

2013/01/27 放送

脚本:田口智子  演出:角銅博之  作画:袴田裕二  美術:今野慎一 

修行食材・メテオガーリックを手に入れるため、地下料理界が支配するグルメカジノへとやってきたトリコと小松、ココ。一行は一般エリアを勝ち進み、違法食材が取引される裏VIPエリアに辿り着くも、そこで行われていたゲームは、互いの食の記憶を賭けた凄絶なものだった。そしてトリコらも食歴を賭けて、地下料理界のボス・ライブベアラーと勝負することに!その方法は、神経衰弱に似たカードゲーム・グルメテイスティング。伏せられたカードをめくって揃え、描かれた食材を完食、最終的にポイントの高い方が勝ちというルールだ。一行はゲーム担当にココ、調理に小松、そして完食にトリコと役割を分担し、ライブベアラーに挑むのだった。
ゲームはトリコチームの先手でスタート。ココは28種56枚の中から立て続けに三品をヒットさせ、早くも40ポイントを得る。しかし、その様子を見つめるライブベアラーの顔に焦りはなく、手番が移るやアッサリと50ポイントの腸詰めワームを引き当ててくるのだった。自身で調理・完食も難なくこなし、悠然とポイントゲット。アッという間に形勢逆転、それどころかライブベアラーはその後も連続で高得点カードをヒットさせ合計220点を獲得するなど、トリコチームは大きく差をつけられてしまうのだった。恐らく、何らかの方法でイカサマをしているのだろう。だが、それを見つける術もないまま、手番は再びトリコチームへと戻る!
テーブルに伏せられたカードを見つめながら思案するココ。カードを当てるだけなら、それはココにとって容易い仕事だ。実はココはその超視力によって、カードから沸き立つ微量な電磁波をとらえ、同じ図柄のモノを見抜いているのだ。とは言え、この方法ではヒットさせることはできても、ポイントや食材の種類まではわからない。そのためにライブベアラーに大きくリードを許してしまった。だが、ここまでで選ばれたカードは6種12枚。それらを分析することによって、どれがポイントの高いカードなのか、おおよその見当は付き始めていた。巻き返しを狙うココが選んだカードは150ポイント、めくった図柄は食材・プリン山!
プリン山とは、その名の通り、山のように巨大なプリンである。常人では食べきれない難度の高い食材だが、さすがはトリコ、30分でペロリと完食してしまうのだった。その後も高得点だが難しい食材を次々とクリアし、トリコチームは計310ポイントまで大躍進。ライブベアラーはその健闘を褒め称える。しかし、彼の内心の興味は小松へと強く向けられていた。プリン山を始めとした品々をトリコが難なく完食できたのは、小松の調理によるアシストが大きいことに気付いたのだ。小松の記憶をすすりたい…。ライブベアラーは垂涎を隠そうともせず、邪悪な笑みを小松へ向けるのだった。そしてゲームは食材を19種残し、ライブベアラーへと手番を移す…!

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