各話あらすじ

第 90 話 『命がけのカードゲーム!グルメテイスティング!』

2013/01/20 放送

脚本:村山功  演出:うえだひでひと  作画:山崎正和/宮井加奈  美術:今野慎一 

修行食材のひとつ、メテオガーリックを手に入れるため、違法食材が溢れる犯罪国家・ジダル王国にやってきたトリコと小松、そしてココ。この国に設けられた世界最大の賭博場・グルメカジノの特別エリアに、メテオガーリックが景品として出品されているらしいのだ。トリコらは、偶然にも再会したグルメマフィアのマッチを仲間に加え、カジノへと乗り込んでいく。そして一般エリアでゲームを勝ち進め、遂にVIPエリアへと到達!…しかし、メテオガーリックは見当たらなかった。とその時、一行の前に、カジノを取り仕切る地下料理界のボス・ライブベアラーが現れたのだった。
もっと美味しいモノを賭けよう。そう言うライブベアラーにトリコらが案内された先は、VIP客の中でも更に特別な人間しか入れない裏VIPエリア…、頭に機械をつないだ客がひしめく不気味な部屋であった。彼らはなんと食歴、つまり過去の食事の記憶を賭けているのだ。勝てば美味しい味の記憶を得るが、敗者はそれにまつわる思い出さえも失ってしまう非情のギャンブル。ライブベアラーは、トリコと互いの食歴を賭けて勝負しようというのだ。そしてトリコが求めるメテオガーリックは、ライブベアラーの記憶としての存在であった…!そういう事情であれば仕方ない。トリコはライブベアラーとのゲームを承諾するのだった。
ライブベアラーが提示した勝負の方法は、その名もグルメテイスティング!伏せられた28種56枚のカードから二枚をめくり、同じ絵柄を当てていくという神経衰弱に似たカードゲームだ。カードには食材とポイントが描かれており、当てた食材を完食できればポイント取得。最終的に取得したポイントの多い方が勝ちとなる。ただし、描かれた食材を食べきれなかった場合は逆に相手のポイントとなってしまい、食べ残し(パス)二回で自動的に負けとなってしまう…。要するに、いかにポイントが高く、食べやすいカードを取っていくかが勝利の鍵となるわけだ。
このグルメテイスティングにおいて、ライブベアラーはなんと214勝0敗。強敵を前に、トリコらは役割を分担してゲームに挑むことに。ココがカードを当て、小松が食材を調理し、トリコが完食を担当するといった具合だ。マッチは地下料理界のイカサマを防ぐため、ディーラーを任されることとなった。そして、互いの食歴を賭けた闇のカードゲームがいよいよ開幕!先手のトリコチームはあっさりとアタリのカードを引き当て、ポイント先取に成功する。しかし、喜ぶトリコらを見つめるライブベアラーの表情に焦りはなく、むしろそこには、楽しげでさえある邪悪な笑みが浮かんでいた…!

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